初めての救世主!! ページ23
デカ女だの、女装だのと聞こえてくるが、Aは全身の痛みで、よく分からなかったようだ。しかし、その声で伊藤が来てくれたと理解したA。
『あ…真司、くんっ!』
伊「Aちゃん、もう大丈夫だからね!京子ちゃんは?」
『ここ…』
そう言ってロッカーをぺちぺちと叩く。
硬いロッカーにAが身を預けていると目の前で喧嘩が始まる!
だが、伊藤は健闘したものの、倒れ込んだ伊藤がAの視界に入る…。
『し、真司くん…っ!』
伊「…ぐっ!」
井「おいもう京子出せ!薬ぶっ込んでやっからよ」
井上がそう言うと近くにいたチンピラがAと京子に近付く。
そして、ロッカーにしがみつくAを力強く抱きしめる…大きな腕。。
伊「触らせねぇ…ぜってぇAには触らせねぇ!!」
ぐっと伊藤の抱きしめる腕に力が籠る。
伊「てめぇもAが好きなんだろ…なんで好きな女にこんな事すんだよ!」
井「好きぃ?はっ…甘っちょろいこと言ってんじゃねぇ!そいつらをヤク中にしてやりたいだけなんだよ!!」
そう言うと井上は抵抗出来ない伊藤を角材で殴り始める。
『しんじくん…もういいよ?やめてぇ…?』
Aが絞り出した声でそう言うと、伊藤はその頭も抱えて更に強く抱きしめた。
伊「大丈夫…絶対、守り抜くから。Aも…頑張ったな…っ」
伊藤の血が抱きしめている手にぽたぽたと落ちているのが目に見える。頭から血が出ているのだ。
井「何カッコつけてんだよ!どけっつってんだろぉ!!」
伊藤にまるごとすっぽり収まってしまっているAには何も見えず、ただ上から井上が伊藤を角材で殴る音と、伊藤をつたって伝わってくる衝撃しか感じられなかった。その衝撃が伝わってくる度に、Aも伊藤の腕にしがみついてしまう。
しかし、Aと京子が伊藤の名前を声を揃えて呼ぶや否や辺り一面に広がる白い煙。。
その中で、頼りがいのあるあの声が聞こえた…。
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麻衣(プロフ) - 相良落ちはけっこうあるので三橋か伊藤落ちがいいです! (2021年6月12日 14時) (レス) id: d944f1cd48 (このIDを非表示/違反報告)
KYamasita0409(プロフ) - この小説めっちゃ好きです!どうやったらこんなおもろい小説書けるんやろwwあと個人的な意見にはなりますが、オチは相良くんを期待してます!「極悪非道」って言うのが大好きなのと、何より相良くんにどハマり中なものでww (2019年1月10日 21時) (レス) id: 0e985037ed (このIDを非表示/違反報告)
うまる - かんてぃー@奈ノ花さん» はい、それは紛れもなく私ですね(笑)よくリクエストとかするんですよね〜!今日俺好きなんですよ!私も小説書きたいけど色々と事情があって無理なんですよ。なので夢小説をみてキュンキュンしております! (2018年12月30日 9時) (レス) id: 6aae8bb512 (このIDを非表示/違反報告)
ペコ公 - ねぇ、マジなんなの?なんでこんな最高の作品作れんの?え、逆にイラつくこんな最高の作品作れんのマジパネェ (2018年12月24日 2時) (レス) id: 9ac018ca13 (このIDを非表示/違反報告)
ここ - リクエストで、同じく伊藤くんのS!お願いします♪ (2018年12月23日 16時) (レス) id: c482da3ecf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:メリ助 | 作成日時:2018年12月5日 3時