待ち望んでいた ページ8
白龍は、その大きな右手にグッと力を込めて近づいた。ヨナの後ろ姿で、女性だと分かったのだろう。
白龍「そこの女！」
ヨナ「…？？」
白龍の声に、みなが注目した。
白龍は手の行き届いた眩い白い髪に、
透き通る様な青い瞳をもった青年だった。
そしてヨナの振り返り様に、少し強い風が吹いた。
その風は、ヨナのマントを揺らしてその赤い髪を晒させた。
白龍「(赤い…髪…？)」
ドクンッ！！！
白龍「(う''っ！なんだっ腕が！！)」
バキィッ！という音と共に、白龍がその右手に巻いていた包帯はちぎれて、元々大きかった手は、
その更に５倍の大きさになった。
白龍「(血が…っ逆流するようだっ！！)」
《《 四龍の戦士よ＿＿
これよりお前たちは我々の分身＿＿
緋龍を主とし、命の限りこれを守り、
決して裏切るな＿＿ 》》
白龍「う…っ！はぁ…はぁ…っ」
白龍はどうにかして持ちこたえて、ヨナを見つめた。
白龍「(あぁ……この御方が…この御方こそが、私が待ち続けていた…主…。。)」
里の民「白龍様っ？白龍様、ご無事ですか…！？」
白龍「あぁ、案ずるな。少しばかり＿『えっ？皆さん、何かあったんですか？』…！？」
白龍の言葉を遮る様に、そこに歩いてきたA。
すると、白龍とAの目がかち合う。
『あら？…………あなたは…、、(この人は…)』
白龍「…？！(赤い…瞳…？)」
ドックン！！
白龍「(う''っ！！まただ…っ！いや、さっきよりも強い…！！？)」
バキッバキィッ！！
そして、白龍の右手は、先程の用に…。
また、先程よりも、筋肉が膨張するように大きくなり、最初の時の１０倍程になった。
白龍「(沸騰している…っ！熱いっ！！)」
《《四龍の戦士よ、
これよりお前たちは我々の分身＿＿。
この紅玉を宝とし、命の限りこれを愛し、
決して忘れるな＿＿。》》
白龍「(この声は…っこれは洗礼だ…っっ！)
ぅっぐぁあっ！！」
そして、白龍はその右手を左手で抑えながら、ぼんやりと霞む視界でAを見つめた。
白龍の頬は熱でもあるのかのように赤くなっていて、大きくなった右手からは熱の様な蒸気が立ち上っていた。
白龍「(そうか…、貴女が…貴方様が……我が愛しき…。。)」
ドサッ
そして白龍は、そのまま倒れ込んでしまった…。
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れ(プロフ) - 大好きな小説です、、、、更新が日々楽しみです！（＾∇＾） (2021年9月25日 10時) (
レス) @page45 id: 209bb49b1a (このIDを非表示/違反報告)
fruit - とても面白かったです 続きめっちゃ楽しみにしています。 (2021年8月13日 0時) (レス) id: 80d0b24791 (このIDを非表示/違反報告)
月 - 続きが楽しみです 頑張って下さい (2021年7月9日 17時) (レス) id: 5ca45dddad (このIDを非表示/違反報告)
まや(プロフ) - 続き楽しみにしてます！！更新頑張ってください！！！ (2021年5月25日 2時) (レス) id: f151b0ddd6 (このIDを非表示/違反報告)
まなむ(プロフ) - 待ってました！！続き楽しみにしてます^^* (2021年5月24日 16時) (レス) id: 5ac4c05584 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：メリ助 | 作成日時：2020年2月7日 0時
