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二十九 ページ34

貴方視点


プルルルルル

プルルルルル

ガチャ


貴「もしもし、近藤」

近『久しぶりだな!!』

貴「ああ、久しぶり。ところで要件は何だ?」

近『おお、そうだった。実はな総悟が風邪を引いてな・・・』

貴「総悟が?」

近『ああ、看病したいんだが、俺達も女中も今忙しくてな。そこで、Aさんに頼みがあるんだが・・・』

貴「?」









近「いやー、助かるよ!それじゃあ総悟の事よろしく頼む!!」

貴「ああ」

?「ご案内しますよ」

貴「頼む」



?「俺は山崎退です」ニコッ

貴「僕は八神Aだ」

山「よろしくお願いします!!こちらです」



貴「少しいいか、総悟が風邪だなんてなんかあったのか?」

山「数日前に土砂降りだったじゃないですか。その中攘夷志士達を斬って帰ってきたんです」

貴「連絡は取れなかったのか」

山「どうやらその攘夷志士の中に結構強い奴が居たらしくって、胸ポケットに入れていたせいで避けた瞬間ジャケットがなびいて携帯が斬れちゃったそうです」

貴「そうか」

山「・・・こちらです!何かあったら呼んで下さいね」

貴「ああ、ありがとう」


ガラガラ


沖「・・・ん?・・・//」

貴「大丈夫か?」

沖「?!何で・・・ここに・・・」

貴「近藤に頼まれてな。体調はどうだ?」

沖「ん〜・・・喉が痛くて・・・頭も痛い・・・だるい・・・」

貴「熱は測ったか?」

沖「まだ・・・//」

貴「よっと・・・ほれ、体温計だ測れ」スッ

沖「ん・・・」


ピピッ


沖「・・・38度・・・」

貴「ふむ・・・何か食べたか?」

沖「まだ・・・」

貴「そうか、何か作ってこよう」

沖「え、Aって料理出来るですかィ?」

貴「馬鹿にしているのか」

沖「冗談でさぁ・・・ゴホッゴホッ」

貴「大人しく寝ていろ、僕はお粥でも作ってくる」スクッ

沖「あ・・・」

貴「何だ?」

沖「・・・なんでもない」

貴「?そうか」


そう言ってついでに水を変えてこようと桶をもって調理場に行った



沖(もう少し・・・一緒に居たかったでさぁ)

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作者名:夜桜 | 作成日時:2018年11月25日 23時

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