第34話 ページ36
Aを含めた10名が、最終試験が行われる場所へ移動してきていた。
「さて諸君ゆっくり休めたかな
ここは委員会が経営するホテルじゃ
全ての試合が終了するまで君たちの貸切となっておる
では最終試験じゃが、1対1のトーナメント形式で行う」
運ばれてきたホワイトボードにはトーナメント表が書かれていた。
「ってことは勝ち残った最後の1人だけが合格ってわけか？」
「いや．．．たった1勝で合格である」
『！』
「1勝で？」
「じゃあこのトーナメントは．．．」
「勝った者が次々と抜けていき負けた者が上に上っていくシステム
つまりこの表の頂点は不合格を意味するのじゃ
もうお分かりかな？」
「要するに不合格はたった1人ってわけだ」
「さよう
そしてその組み合わせはこうじゃ」
ネテロは隠されていた下の部分を剥がす。
そこには左右5人ずつ割り振られた、不平等なトーナメントが出来上がっていた。
ハンゾー・ゴン・ポックル・キルア・ギタラクル
A・クラピカ・ヒソカ・ボドロ・レオリオ
「なかなかの力作じゃろ？」
「．．．(Aと、か．．．)」
『．．．』
ちなみに先の面談で、Aのことを注目していると答えたのはハンゾー、ギタラクル、ヒソカそしてクラピカである。
戦いたくないと答えたのはハンゾー、キルア、ゴン、ボドロだ。
いまだ未知数、しかし確実に実力者であろうAを警戒するものは多かった。
しかし女であり子供という立場のAと戦いたくないと思うのも、ごく自然であろう。
このトーナメントの不平等には理由があり、今までの試験の成績が良いものほど合格のチャンスが多く与えられている。
身体能力値、精神能力値、印象値の大きく分けて3つからなる。
特に、印象値が大きい。
チャンスが5回も与えられているAは、ハンターの資質が大きいと判断されたことになる。
『．．．』
まあ、本人は評価など気にもしていないだろうが．．．。
ただ、ようやっと目の前に迫った合格に
ただただ手を伸ばすのみ。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
作者から
まだまだ作品を見てくださる方は少ないのですが一生懸命書いていくつもりです。
なので！評価などいただけるとさらに頑張れます！
少しでも多くの方に見ていただけるようこれからも頑張ります！！
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SHINKAI(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます！そう言って頂けるとすごく嬉しいです！これからも作品をよろしくお願いします！ (2022年8月31日 0時) (
レス) id: 9829dd467f (このIDを非表示/違反報告)
蒼 - HUNTER×HUNTERの世界観にあった文章でサクサク読み進めることが出来ました。とても面白かったです！ (2022年8月30日 23時) (レス) @page48 id: 1c5f686e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：SHINKAI | 作成日時：2022年2月11日 4時
