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side Hokuto
23:45 インターホンが鳴る。
画面に映ったみんなは
馬鹿みたいにおちゃらけていた。
しばらくすると廊下から声が聞こえてきて
チャイムが鳴るより先に家の鍵を開ける
夜だってのにうるさい。怒られたらどうすんの。
俺がウキウキしながら待ってたと思われたのか
樹が悪戯っぽく笑う。
青「ハハッ…本当に会いたかったんだな北斗？」
黄「いいから中入れよ近所迷惑だろ」
ぱたり、とドアが閉じる。
久しぶりに6人みんなで会う気がする。
人見知りをするときのような気まずさと
くすぐったさの混じった、不思議な感覚
赤「北斗、泣いてたの？」
ジェシーが顔を覗き込んでくるから
恥ずかしくて首を振りながら少し俯く。
京本が少し不安そうな顔をする
…そうだ、まだ会いたいしか言ってなかった。
話さなきゃ。
黒「えっと…まずは、1年以上迷惑かけてごめん。」
黒「…と、本当にありがとう」
俺が話し始めると同時に
それぞれが思い思いの場所に腰掛ける
…真剣な時のみんなの顔って、こんなだっけ
黒「体調は、…知ってると思うけど良くなったり悪くなったり。きっと全快はなくて 俺はたぶんこの病気と、一生かけて付き合ってくんだと思う。」
声が震える。…緊張してるのかな
黒「医者に言われたんだ。発作が全く起きなくなることは現実的じゃない。…大事なのは、"発作が起きても大丈夫" と思えるようになることだって。」
でも、ー…
" まだできる。…ね、北斗？ "
背中を押してくれた京本
" お前のこと絶対1人にしないから "
一緒に背負ってくれた樹
" 俺は、無理して欲しくないよ、北斗 "
無理をする前にと、止めてくれた慎太郎
" お前の為ならなんだってするよ "
俺の全部を、受け止めてくれた�眞�
" 北斗は笑って楽しんでれば大丈夫 "
必死に励まして、元気をくれたジェシー
…みんなが支えてくれたから
"大丈夫"って思えたんだ。
黒「…まだまだできないこともたくさんあると思うし、いつ急に迷惑かけるかもわからない。」
黒「…でも、できそうなことから、また始めたい。」
あいつらが、みんなが、思い出させてくれた。
己から放たれる気持ちやパフォーマンスひとつで
見ている人に、元気を、勇気を与える
俺が憧れた "アイドル" って、そういうものだから。
黒「…俺もう一度、あそこに立ちたい。」
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はる(プロフ) - れもんそーだ。さん» わざわざメッセージありがとうございます！楽しんでいただけてよかったです。最後までお付き合いいただきありがとうございました！ (2021年9月9日 15時) (
レス) id: 4e8f9bb287 (このIDを非表示/違反報告)
れもんそーだ。(プロフ) - 完結おめでとうございます、、、！！泣けるシーンが多くて涙腺崩壊です笑素晴らしい作品をありがとうございます、、！！ (2021年9月9日 15時) (レス) id: 8f21f31651 (このIDを非表示/違反報告)
はる(プロフ) - サンリオさん» ありがとうございます。ついに完結してしまいました…お付き合いいただきありがとうございました！ (2021年9月7日 22時) (レス) id: 4e8f9bb287 (このIDを非表示/違反報告)
サンリオ - 完結おめでとうございます！大好きな作品です (2021年9月7日 21時) (レス) id: 4241a03c33 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はる
| 作成日時：2021年5月12日 19時
