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竜「それで?言うことがあるんじゃないか?」



『遅刻していまい大変すみませんでした』




目の前で仁王立ちしている竜崎先生の前で、全力で謝罪をした。

さっきの越前くんの「遅刻」というワードが、近くにいた竜崎先生の耳に入ってしまったのだ。


おかげで私は説教を受ける羽目になっている。
というかあの距離なら絶対聞こえるって分かってたでしょ。

そう思いながら越前くんの八つ当たりを受けている私。


まぁ何故越前くんが不機嫌なのかと言うと、理由は今日の試合のオーダーにある。
シングルにもダブルスにもどこにも越前くんの名前がなかったのだ。


ダブルスは絶対にないだろうと思ったけどね。地区大会の映像を見せてもらったけど「ア・ウン」は笑った。

で、そのイライラの矛先が何故か私の方に来てしまったのです。


漸くお説教が終わり、ベンチのところで座ってポンタを飲んでいる越前くんに近づく。



『ま、いいけど……それで?補欠の越前くんは、いつまで不貞腐れてんのー』


少ししゃがんで、越前くんの目線に合わせながらそう聞いた。




越「別に…不貞腐れてないし」



『あ、そ』



いつもならここでもう少しウザ絡みしていくところだが、今日は別だ。
なんたって今日は私にとって、青学初めての大会なのだ。
緊張ぐらいするもので、私は立ち上がり深呼吸をした。



「試合開始10分前です。各校、コートに入ってください」



そう考えていると、アナウンスが流れてきた。
私が試合するわけじゃないけど、すごくワクワクしてきた。


手「さあ、油断せずに行くぞ」


手塚さんの声で皆、気合十分といった返事をした。
「青学ー!ファイ!」という掛け声が聞こえる。


ここから、私たちの全国大会への第一歩が始まる









「氷帝!氷帝!氷帝!」



会場全体から氷帝コールが聞こえてくる。


「只今より、青学対氷帝、ダブルス2の試合を始めます。」


ダブルス2の菊丸桃城ペアがコートに入っていく。


ここで本来なら、菊丸大石ペアだったのだけれど、大石くんがここへ来る途中、子供が生まれそうな妊婦さんを助けて、その時に腕を怪我してしまったみたいだ。

その代理として、桃城くんが出されるとこととなった。


大石くんのことは悔しいけど人の命に代わるものはない。
そう思って、二人ともファイトーと言っていると氷帝の二人が何か言っていた。


忍「勝つのは氷帝」


向「負けるの青学」



相手の忍足向日ペアは、そう呟いた。




3人のダブルス→←迫りくる氷帝



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設定タグ:テニスの王子様 , テニプリ   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:ミズチー | 作成日時:2019年8月21日 14時

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