【進撃】人類最強と私と調査兵団３【トリップ】 (ページ23)

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夜会は女どもが鬱陶しい。

うざったくてしかたがない。

男も寄っては来るしそれも十分に鬱陶しいが、女どもはまた格別だった。

数回しか経験していないのに断言できるほどだ。

香水の匂い。甘ったるい声。飾りたてた外面。

地下街の薄汚く鼻を突く臭いの漂ってる裏通りのほうがまだマシだ。

しかも。

しかもだ。

その鬱陶しい奴らが、あまつさえ、

「兵士長殿は、結婚などには興味はございませんか？」
「それほどの器量ならば連れ添いの一人や二人…」
「実は昔からお慕いしておりまして…」
「いやはや、我が娘もリヴァイ殿に熱を上げていましてな」
「よろしければ一目だけでも…」
「私の屋敷にご招待したく、」

求婚なぞしてこようものなら。

…出席も拒否したくなるのは、当然だろうが。

まぁ面倒だっていうのもあるが。

ハンジ「モテモテだもんねーリヴァイ。こんな鉄面皮のどこがいいんだか」

リヴァイ「俺も聞きてぇがテメェが言うな」

エルヴィン「はは、リヴァイは目つきこそ悪いが顔立ちは整っているからな」

リヴァイ「うるせぇ」

で、対策とやらはどんなもんだ。

そう目線で問いかけると、エルヴィンは人差し指をゆったりと振った。

エルヴィン「教えてしまってはつまらない」

リヴァイ「…面白がんじゃねぇよ」

エルヴィン「いや、最良の策を用意した自負がある。期待していてくれ」

リヴァイ「できるわけねぇだろうが」

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