【進撃】人類最強と私と調査兵団３【トリップ】 (ページ22)

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エルヴィン「さて、今日呼んだのはこの件についてだ」

部屋に入るなり、エルヴィンは懐から封筒を取り出した。

金箔で装飾なんぞしてある純白の、無駄に高価そうな代物だ。

大方、貴族どもから届いたもんだろうが。

エルヴィン「内地で開かれる夜会に招待されてね」

リヴァイ「…そうか。毎度ご苦労なことだな」

エルヴィン「調査兵団団長である私はもちろん、兵士長であるリヴァイ…お前も呼ばれているんだよ」

リヴァイ「………あ？」

エルヴィンが貴族どもの何とか会に呼ばれることは珍しくねぇ。そう頻繁でもねぇが。

だが、俺にまで声がかかるとはかなり珍しい。

昔はエルヴィンのついでに招待されたりしていたが、断っていたら誘いも減った。

リヴァイ「断る。行かねぇ」

エルヴィン「困ったことに、この招待状の主は兵団に多大な支援を惜しまない数少ない方だ」

ハンジ「たまーに研究のほうにも寄付くれるしね」

エルヴィン「天下のリヴァイ兵士長殿も是非に、ということなんだ」

リヴァイ「……機嫌取りか」

エルヴィン「早い話、そういうことだな」

リヴァイ「ちっ…」

エルヴィン「お前がこういうものを好まないことは知っているが、兵団のためだ。すまないな」

浮かれ貴族の豪遊の象徴である舞踏会だの茶会だの演奏会だのは嫌いだ。

うるせぇし、やたらグイグイ近づいてきやがる。

それに―――

エルヴィン「心配しなくていい、リヴァイ。ちゃんと策を練ったからな」

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