【進撃】人類最強と私と調査兵団３【トリップ】 (ページ17)

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～リヴァイside～

何が、お揃いだ。

アイツは本当に馬鹿なんじゃねぇのか。

ただの上官とだぞ。しかも野郎の。

ハンジ「だーっからさぁ、ただの、じゃないんだってば。Aにとっての君は」

リヴァイ「…………………」

ハンジ「憧れなの憧れ。おわかり？」

リヴァイ「うぜぇ」

ハンジ「辛辣だなー。ていうか素直に喜べばいいじゃん、お揃いとか言ってくれんだよ？」

エルヴィンが所用で不在の執務室で、ソファーに座りながら茶をすする。

買い出しから帰ってすぐ、ハンジが「で、何かあった！？教えろよリヴァイとりあえず執務室でお茶しよ！」と絡んできやがって今に至るわけだが。

このクソメガネ、ぜってぇ楽しんでやがるだろ…。

リヴァイ「喜べるか馬鹿」

ハンジ「あーあー複雑だねぇ。純情な恋なんてしてこなかったから？案外うぶなの？」

リヴァイ「黙れ」

ハンジ「わかった、実は嬉しいけどどう反応していいかわかんなかったんだ」

リヴァイ「………」

ハンジ「ちょ、無言で溜息はやめてよ」

純情なんてそりゃ、地下で育った俺には無縁のもんだがな。

だからってうぶはねぇだろうが…三十路の男に。

ハンジ「お揃いにしたいって言ってくれるなんてさー、可愛くて仕方ないよねー。私も欲しいなぁ、Aとのお揃い」

リヴァイ「勝手にしろ…たぶんアイツ喜ぶぞ」

ハンジ「嫉妬する？リヴァイ」

リヴァイ「くだらねぇ。いい加減Aのネタでいじってくんのはやめろ」

ハンジ「やだな、そりゃいじるに決まってるさ。面白くて仕方ないけど、これでも応援してるんだって」

嫌味なくらい笑顔浮かべて言う台詞か、それは。

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