【進撃】人類最強と私と調査兵団３【トリップ】 (ページ14)

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A「じゃあ、これにしましょうか」

リヴァイ「ああ、悪くねぇな」

そのあとしばらくして、やっと買う物を決められた。

私が買ってもらえるとかのじゃなくて、団長に頼まれたほうね。

雫型の空色の宝石に銀の装飾が施された、綺麗なピアス。

実際は穴を開けずにできるやつらしいけど、私名称なんて知らないし((

A「綺麗ですね」

リヴァイ「ああ…」

それを手に取って女将さんを呼ぼうと思ったら、

A「えっ…」

ふっと目に入った見慣れた紋章。

カウンターの隅に小さく飾ってあって、まったく気づかなかった。

白銀の縁と、白と黒の鉱物で象られた自由の翼。

少し無骨な細身の鎖で繋がったペンダントだ。

カウンターから顔を出した女将さんは、固まった私を見て嬉しげに笑った。

「申し上げましたように、兵団の方も多くいらっしゃるのでねぇ。作らしていただいてるんです」

調査兵団の方の売れ行きはあまりよくありませんがね、と女将さんは苦笑する。

ちなみに売れ行きがいいのは憲兵団らしい。

「あ、お品お決まりですか。会計いたしますねぇ」

A「あ、あっ、はい」

カウンターに駆け寄ってピアスを差し出す。

それにしても…いいなあ、あのペンダント。かっこいい。

いつ着けるんだって話だけど、あれなら頑丈そうだし小さ目で目立たないし。

私が預けられた紙幣を出していると、兵長が静かに口を開いた。

リヴァイ「…………女将」

「はいはい」

リヴァイ「そのペンダントも包んでくれ。支払いは別だ」

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