特別警備員 【和牛 川西】 ページ45
みのさんのリクエストです。
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おっとりしていて、可愛くて、常に笑顔で、優しくて、面白くて。俺の彼女のAはそういうヤツや。そんな性格と外見にホレた俺は、Aの事を溺愛している。
が、それは他のヤツらも同じだそうで。
『あ、えっと…。』
困ったような、Aの声が聴こえてそちらを向いた。Aを取り囲む、沢山の芸人たち。こんな少女漫画のような場面が身近で起きるなんて、最近まで思いもしなかった。
水田「Aも飲みに来るん?あれ?山内誘ったんとちゃうの?」
山内「俺は誘ったで?やけどAが「ええです」の一点張りやもん。」
濱家「同期での飲みやから遠慮せんでもええって。な?食べログで人気の居酒屋やで?」
『今日はピンの仕事で、賢志郎来うへん言うてたし…私もええわ。』
水「付き合い悪いわァ。行こ?」
『う………う、ん?』
山「ほなら、俺車用意してくるわ。」
かまいたちの山内が部屋を出て行こうとした時、俺はのっそりスマホから顔を上げて一言言った。
川西「Aは俺が仕事終わった後二人で飯食いに行く約束してたんや。今日は俺の方が約束したんは先。」
濱「なんやねん。ほなら早く言えば良かったんに。賢ちゃんと約束しとったん?」
『え、ちょ((川「せやな?」あ、うん…。』
水「しゃあないなぁ、ほな天竺鼠誘ってくるわ。今日はこの5人でやな。」
山「じゃ、もう行くわ。二人で仲良くやっとけよー。」
そう言い残して行ってしまった3人。俺はぷっはぁと息を吐き出す。それをAが見て、不思議な顔をした。
『私、賢志郎とご飯の約束してへんよ。』
川「してへんくても、俺が助けたったんやろ。A、周りのヤツらにチヤホヤされて。」
『やけど、嘘ついて断るって…((川「俺がイヤなんや。彼女が誘われとるの見て、イヤやって思わへん彼氏はおらんよ。」
そう言うと、Aは目をぱちくりさせて「うわははっ」と目を細めて笑った。
『私の警備員さんやー。』
川「誰が警備員やっ。」
『うわははははっ。』
怒っているつもりでも口元が上がってきてしまい、俺も大口を開けて笑う。
君の特別警備員なら、喜んでやるよ。
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ユカリ(プロフ) - 皆様リクエストありがとうございます!全て承りました! (2018年4月18日 23時) (レス) id: 8263d84421 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - いつも素敵な作品楽しみにさせて頂いてます♪ とろサーモンの村田さんで付き合って初めての キスのお話が見たいです!無茶ぶりしてすみません。 よろしくお願いします´`* (2018年4月18日 19時) (レス) id: 74e9ccc556 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - リクエストお願いします、「出逢い」の粗品さんの続編をお願いしたいのですがよろしいですか? (2018年4月18日 1時) (レス) id: 95bd6dd099 (このIDを非表示/違反報告)
尚 - リクエストです!囲碁将棋の根建さんと文田さんのお話を別々にみたいです!お願いします! (2018年4月16日 23時) (レス) id: f0b3170452 (このIDを非表示/違反報告)
ユカリ(プロフ) - 皆さんリクエストありがとうございます!全て承りました!! (2018年4月16日 0時) (レス) id: 8263d84421 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユカリ | 作成日時:2018年3月30日 23時