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22-勉強合宿 ページ22

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それから無事2週間以上が経過して私は外出禁止令から解放された。しかし私が実行委員の集まりがあったり、凪くんが練習で疲れてしまったり、と予定が合わず中々デートに行くことはできなかった。




そしていよいよ勉強合宿の日がやってきた。勉強合宿は学校で行うのではなく、湖の近くの高級ホテル(御影コーポレーションが関わっているとかいないとか……)で行われる為、バス移動から始まる。


バスに乗っている間は自由時間だ。


私は真凜と隣の席になれたので、ガールズトークに花を咲かせる。バス内は騒がしいから、小声で話せば他の人には聞こえないし。お菓子をつまみながら途中までは真凜の他校の彼氏の惚気話を聞いて楽しんでいたが、あるところで真凜が「で、Aはどうなの」と話を振ってきた。





「……あの日のこと、詳しく聞けてないからずっとモヤモヤしてたんだよね。まだ話せない?」

「……んー」





あの日、とは玲王に振られた日のことだ。確かに表向きとしては凪くんと付き合ってるから、そんな私が玲王に振られたって相当意味分からないだろうな……。


少し悩み、でも真凜ならいいか、と話すことを決意する。


それで真凜に凪くんと付き合うことになった経緯、小学生の頃からずっと玲王が好きだったこと、玲王に告白して振られるまで、を包み隠さず話した。


真凜はその間、真剣に話を聞いてくれた。





「なるほどねぇ……、そんな漫画みたいな出来事が起きてたわけだと。今も玲王くんのこと好きなの?」

「……わかんない。でも、好きだと思わないようにしてる」

「そっか。好きだって思わないようにしないといけないくらい、まだ意識してるんだ」





図星だった。もう好きじゃないなら何とも思わないはずだけど、そうじゃないから、好きだと思わないように努力しないといけない。





「凪くんとはどうなの?」

「凪くんとは、とくに何もないかな。そもそも凪くんと付き合ったのも、巡り巡って玲王の為だったし」

「んー?Aはそうかもだけど、凪くんは違うんじゃない?」

「?どういうこと?」





真凜は私の耳元で更に小声で言った。





「______凪くんて、Aのこと好きだよ。絶対」





真凜の爆弾発言に目をパチクリさせていると、彼女は胸を張って「この恋愛マスター真凜様が言うんだから間違いない!」と言った。






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設定タグ:ブルーロック , 御影玲王 , 凪誠士郎   
作品ジャンル:恋愛
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はむスター(プロフ) - 茶々さん» 初コメありがとうございます!ブーゲンビリアの花言葉、気づいてくださった方がいて嬉しいです😭 (2023年2月10日 17時) (レス) id: 311247fabe (このIDを非表示/違反報告)
茶々(プロフ) - 初コメ失礼します!ブーゲンビリアの花言葉でもうしんどいです、、。好みど直球な作品で一気読みでした! (2023年2月3日 22時) (レス) id: 2bcc5ab034 (このIDを非表示/違反報告)
はむスター(プロフ) - 莉紅-リク-さん» お待たせいたしました!続編でもお会いできること楽しみにしています!☺️ (2023年1月20日 17時) (レス) id: 311247fabe (このIDを非表示/違反報告)
はむスター(プロフ) - おりかさん» ありがとうございます!続編でもよろしくお願いします☺︎ (2023年1月20日 17時) (レス) id: 311247fabe (このIDを非表示/違反報告)
莉紅-リク-(プロフ) - めちゃくちゃ面白いです!続編待ってます!! (2023年1月20日 8時) (レス) @page50 id: 24f0804e56 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はむスター | 作成日時:2022年12月28日 17時

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