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ショッピさんと連絡先を交換して以来、彼とは毎日会っていた。体調の異変や変な人に絡まれなかったかなどを聞かれて、それから特に会話も無く空き時間を２人で過ごした。
彼はその仕事を嫌がる訳でもなく、かといってやりがいを感じている訳でもない。何も考えてなさそうな顔でいつも私と会う。
男の子って、皆こんな感じなのかな……？
何となく気まずさを感じつつ今日も隣に並んでいると、隣の彼が「あ、」と声を漏らした。
「おっ？ショッピくん、どしたん？新しい彼女サン？可愛ええ子やん」
「大先生…………や、ちゃいますよ」
「照れんな照れんな〜〜」
「大先生達が言っとった、転校生のハルキさんすよ」
「………………エﾞ！？転校生って男やないん！？」
大先生……そう呼ばれたメガネの
「キミ、今フリー？良かったら僕のハーレムに入らない？」
手をするりと握られ、ウインクをされる。
イケメンな人だなぁと思っていたら、ショッピさんの大きなため息が聞こえた。
「ウワ………ハルキさん、やめといた方がええ。この人クソみたいに女取り替えとるし、金無いから」
「ショッピくぅん！？！？」
「俺の女やないって分かった瞬間のこの人の態度見た？ハハッ」
嘲笑うようなショッピさんが、本来の彼の性格みたいだ。大先生という方を見ると、これが１つの持ちネタだったのか、あまり残念そうな顔はしていない。
「まぁそれはええんよ。ハルキちゃん、俺が今まで見た女の子の中で１番タイプかも」
「あ、え、、ありがとうございます…？」
「純粋そ〜〜。これシッマ達にも報告せんと」
スキップでもしそうな雰囲気でイケメンさんが去っていくと、再びショッピさんがため息を漏らす。
「まずいな………」
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作者名：かえち
| 作成日時：2023年3月1日 20時
