【すとぷり】勘違いから始まった。

身長 ページ7

Aside



『...ころちゃん』



こ「...何？」



『...人多くない？？』


行列が長い。凄いなぁ...。


こ「まぁ人気のカフェなんだし、そりゃそうでしょ。すぐに入れるほどご都合主義じゃないよ、馬鹿なの？」



『口悪っ！ひどっ！』



こ「いや、僕さっきボケてるだの何だの言われたんだけど！？」


いや...ね？それは、その...ウン←


『と、とにかく、並ぶよ！！』



ころちゃんは「こいつ誤魔化したぞ...」と呟いてるけど、そんなの知らないふりである。



私達は、ころちゃんを前、私を後ろにして行列に並んだ。

並んでみて、気づいたことが1つ。



『...ころちゃん』



こ「...今度は何？」



『...背小さくない？？』



こ「うるせぇよ！！」



『だって！！もうほぼ同じじゃん！！私とほぼ同じくらいの身長じゃん！？』



こ「だっ、だからうるさいって！！周りの迷惑になるだろ！！」


そう言われては何も言い返せない。

でも、やっぱり言いたくて私は小声でころちゃんに話しかけた。


『ころちゃん、背小さいよ...』



こ「お前しつこいな！？(小声)」



『だって、私と...同じ...』



こ「そろそろ黙って。あと、1ミリくらいは勝ってるから...多分」


多分がつくあたり、自信が無いと思われますころん選手！！おおっと、これは！？



こ「声に出しちゃってるから。ホンットお前は心の声が漏れやすいな...」


あれ？出しちゃってた？？


こ「言っとくけど！お前の身長が高いだけだから！！」



『仮にそうだとしても...女子の私と同じ身長は...』



こ「お前は何回同じことを言うんだよ！？」



まぁ、こんな感じでころちゃんの身長いじりを続けている間に、順番はいつの間にか私達の番になっていた。

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