検索窓
今日:1 hit、昨日:6 hit、合計:191,522 hit

視線 ページ48

宿舎に戻り、シャワーを浴びて急ぎで食堂へと向かうA。

A「もう皆集まってるよね」

手首にヘアゴムをつけて半乾きの髪をなびかせながら廊下を走る。

吹雪と自主練をしていたAは他のメンバー達よりも遅れて食堂に姿を現した。

そこには既に風丸と軽く会話をしながら食事を取る吹雪の姿があった。

はやく自分も席につこうと、レーンに並びに行くA。

お味噌汁をよそっていたつくしの横を通りすぎれば、つくしがいきなり大声を上げた。

つくし「あぁー!Aちゃんが髪の毛下ろしてる!」

と、作業をやめ興味津々にAに迫っていくつくし。

おかげで食事をとっていた者の視線は一斉にAの方へと向けられる。

ご飯をよそっていた杏奈も手を止めて物珍しそうにじっとAを見る。

杏奈「なんだか新鮮ね」

つくし「うんうん!すっごくかわいい!ね、杏奈ちゃん!」

杏奈「そうね」

髪を下ろしていただけでこんなにも誉められるものだから、Aは差恥に絶えられず頬をほんのり赤くした。

A「っ…そ、そんな事より!ほら、皆お味噌汁よそって貰うの待ってますよ?」

そういってAに興味津々なつくしと杏奈を持ち場に戻らせるA。


ご飯にお味噌汁におかず、全て受け取り終えたAは、辺りをぐるっと見渡すが、どこに座ろうかと非常に悩んだ。

何故なら、さっきの事が原因でどのテーブルにも未だに珍しそうにAをみている者がいるからだ。

どこも座りにくいため、Aは誰も周りに座っていない席に着いた。

昔と今→←同じ



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (262 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
338人がお気に入り
設定タグ:野坂悠馬 , 吹雪士郎 , オリオンの刻印   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:きなこ x他1人 | 作成日時:2019年2月10日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。