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続き ページ25

美門side

俺は少し呆気に取られ、その後笑いがこみ上げてくる。
最初は我慢しようとしたけれど、アーヤのキョトンとした表情と部分的に爆発している髪が可笑しくて、遂に声を出して笑う。
すると、キョトンとしていたアーヤの表情がみるみるうちに不機嫌なものとなっていった。

「...笑わないでよ。私だって好きでこんな風になったんじゃないもの。」

そう言ってそっぽを向く。
七鬼が笑いながら言う。

「ごめんって。わざとじゃないからさ。」

「わざとだったらもっと怒ってる!」

アーヤがキッと七鬼を睨みつける。
アーヤの態度に慌てる七鬼を見てクスッと笑いながら、俺はさっきもした質問をしてみる。

「で、どうしてそうなったのか、詳しく教えてくれない?」

その瞬間、2人があっ。と言うような表情を浮かべた。

...うん。忘れてたんだね。

慌ててアーヤが説明してくれた。

...ふーん。なるほど、ね。

だから、七鬼の髪、編み込みされてたんだ。
実はずっと気になってたんだよね。
俺、一瞬ビビったもん。
こいつ、マジで女になりたかったのか?って。
...ちょっと安心したよ。

でもさ。
お前、それ、めっちゃ似合うのな。
おまけに制服も女子のやつでスカート履いてるから女にしか見えん。

俺がまじまじと七鬼を見ていると、2人が不思議そうに首を傾げる。

「どしたの、翼。忍がまた何かした?」

「ん。何か、俺、変?」

うん。お前は前から結構変わってるよ。

心の中でそう呟きながらクスッと笑う。

「いや、七鬼、編み込みまですると本格的に女にしか見えないなって。」

そう言うとアーヤが七鬼をじっと見つめ、目を丸くする。

「本当だ!忍、めっちゃ可愛いよ!!」

すると、七鬼は少し複雑そうな表情になった。

「...それ、褒めてる?」

「勿論っ!」

でも、アーヤにニコニコと言われ、満足そうな表情になる。

...こいつも案外単純かも。

っていうかさ。

「...ズルい。」

「へ?」

「どした、美門。」

俺がボソッと呟くと、また2人が首を傾げた。

いや、だってさ。こいつら今まで教室で2人きりで放課後過ごしてたんでしょ?
しかも、お互いの髪なんて触ってさ。俺だって、それ、混ざりたかった。

そう思っていると、俺はいいことを思いついた。
俺は、不思議そうに顔を見合わせていた2人に声をかける。

「ねえ、アーヤ。俺がアーヤの髪、編み込んであげる。」

「...へ?」

「...は?」

ニヤリと笑ってそう言った俺を2人は驚いたように見つめてきた。

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セダム - Kokone♪さん» はい、勿論です!私もいつか書いてみたいと思ってたんです(*´∀`*)ありがとうございます! (2018年10月7日 16時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
Kokone♪ - もしも3を書くんでしたら、悠飛と砂原に出会いも書いてくれますでしょうか? (2018年10月6日 11時) (レス) id: 1acdcbf3ab (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» いえ、次は、一旦他のものを書こうと考えています!最後まで読んで下さりありがとうございました!! (2018年10月3日 18時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)
彩葉 - 〜3〜も書かれるのですか?書かれるのならば、凄く楽しみです! (2018年10月2日 22時) (レス) id: 808e94c518 (このIDを非表示/違反報告)
セダム - 彩葉さん» ありがとうございます!頑張ります(*^^*) (2018年9月30日 19時) (レス) id: 0373634970 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:セダム | 作成日時:2018年9月14日 21時

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