ep.185 参加 ページ32
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エースはそのままフロイドと話を続ける。
《つかフロイド先輩、こんなとこでなにしてんすか？中入るわけでもなく。》
《別になんもしてないよ。暇すぎてジェイドんとこ来たけど、まだこのかったるい式終わんなくてどうしようかな〜って考えてたとこ。》
《あー、なるほど。つか、もう式始まってたんですね。》
《今センセェたちのだる〜い話中。カニちゃんたちこそ、ゾロゾロと小魚の群れみたいに集まってどーしたの？》
《オレらはA探しに来たんすよ。》
《え、小エビちゃん？》
《なんかアイツ、朝から寮にいないみたいで。とりあえずここに探しにきたんですよねー。》
《……朝からいないって、どういうこと？》
《オレ様が朝起きてベッド見た時点で、もういなかったんだゾ。》
《なにそれ。行方不明ってわけ……？》
《そこまで大袈裟なもんかはわかんないんすけど、とりあえずここにいないか確認しようと思って。》
《……っ！》
《あ、ちょ！フロイド先輩！》
フロイドは何を思い立ったのか、勢いよく扉を開け会場の中に入った。
周りの注目が軽く集まる中、エース達はフロイドを抑えながら席に案内する。
《フロイド先輩……！式の途中なんですから、静かにしないとまずいですよ！》
《は？でも小エビちゃん探すんだろ。》
《探しますけど、とりあえず席に座って何気なく探しましょうよ！？》
《というかリーチ先輩は、Aに構ったり避けたり、何がしたいんですか？》
《は……？》
《バカだねデュース！今そういうことは聞かなくていーの！》
《あ、でも僕、この前Aクンに相談されたや。仲良くしたい先輩に急に避けられて悲しいって。あれフロイドサンのことだったのかな。》
《エペル、お前も今それ言わなくていいだろ……。》
《え、小エビちゃんそんなこと言ってたの……？オレに避けられて悲しいって？》
《あ、はい。多分……フロイドサンのことかな、と。》
《小エビ……ちゃん。オレ……っ。》
その時、グリムが立ち上がったのか、突然映像が揺れて壇上が映った。
いつの間にか先生の話は終わっていて、卒業証書授与式が行われていたらしい。
壇上にはスリート先輩が立っている。
《グリム……？急にどうした？》
《あ。あの人、確か例のスリート先輩だ。》
《…………だゾ。》
《？》
《スリートが、アレを貰ったら……大人になっちまうんだゾ。》
「！！」
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鏡の使い - マナさん» ありがとうございます！そう言って頂けるととても励みになります！頑張りますので、最後まで楽しんで読んで頂けたら幸いです！ (2020年9月1日 3時) (
レス) id: 2239b72fc2 (このIDを非表示/違反報告)
マナ(プロフ) - ものすごく面白いです…！物語の構成がしっかりしてて読みやすく続きが気になる話でした！！これからも応援してます！頑張ってください！ (2020年9月1日 0時) (レス) id: da5e25c6ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：鏡の精 | 作成日時：2020年8月26日 14時
