【ハイキュー】私のことが嫌いな君へforth＿＿西谷夕＿＿

君118 ページ18

心が痛くて、心臓に手を当てた。










「告白の、答えは要らない……から。






今言った事だけ、考えておいて下さい」








それじゃ、そう言って足早に去っていく蛍の背中をただボーッと見つめる。














あたりは静けさに包まれて、まるで自分しか居ないみたい。












このまま、何処か遠くにいけたらいいのに。















何でこんな、私みたいな人





好きになってくれたの？

















あんなに口喧嘩して、足踏んだり頭押さえつけたりしあったのに


















それが君のじゃれ方だって知ってたから、私もそれが楽しくてやってて



















……いつから、好きなの？












前にも、ごめんって言って











それは何に対してのごめんですか？って言われたっけ。











意味もなく、訳もわからないまま謝るのは良くないってわかってても


















そんな痛そうな顔されたら










口が動いちゃうんだよ。

















君にそんな顔して欲しくない















なんて思っちゃいけない？














あぁ






















人を好きになるって、難しい。

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