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「それで、彗星の魔導師にはいつ言うんだ？告白はしないにしても死にたくないことを言うのを先延ばしにするのは良くないし俺が伝える訳にもいかないだろう」
すっかりいつもの調子になったシェゾが言う。
「おっしゃる通りです……。レムレスが帰ってきた時に頑張って伝えるよ」
「そうか、頑張れよ」
そう言ってシェゾは私に背を向けてどこかへ立ち去ろうとしたので
「シェゾ、ありがとう」
と声をかける。返事はなく、シェゾは振り返ることなく手を挙げた。
それからしばらくして、私はまた洞窟に戻った。
レムレスが帰ってきたのは夕方と夜の間くらいの時間だった。
「あ、A！た・だ・い・まぁ」
「おかえり、レムレス」
「はいこれ、お土産だよ」
そう言ってレムレスは何種類か果物を渡してきた。
「わ、美味しそう。後で食べてもいい？」
「もちろんだよ。あ、やっぱりケーキやゼリーにしたいから作る時につまみ食い程度ならいいよ」
今の私の気持ちを伝えなきゃ、と緊張していたけれどレムレスらしい言葉につい笑みがこぼれた。
そんな私の様子を見たレムレスが
「A、なにかあったの？」
と尋ねる。こちらが話を振るタイミングを見計らうことも無く、言い出すチャンスが来た。
私は意を決して話し始めた。
「あのねレムレス。私、生きていたい」
「！！」
「なにか大きな目標が見つかったわけでも大きな希望が見つかったわけでもないんだけどね、ひとつの事に執着しなくてもぷよぷよ勝負とかみんなと過ごしたり……。そういう日々の楽しかったこととかが積み重なって、幸せだなって思うんだ。少なくとも今は死にたいなんて思わないような心の整理がついたよ」
シェゾの時と同様、後半からは顔が見れなかったからどんな顔をしているのか分からない。
それでも、伝えるべきことは言った。
「……そっか。もう大丈夫なんだね」
そう言ってレムレスは私を抱きしめた。
「僕が無理に生きさせているんじゃないかって、ずっと辛い思いをさせていたんじゃないかってずっと心配だったんだ。良かった……っ」
＿＿告白するなら、今なんじゃないか？
今後の話が終わったらレムレスは洞窟から去ってしまう気がする。
シェゾは気を使ってくれたのかあれ以降帰ってきていない。
本日何度目かの覚悟を決めて、私はレムレスの背中に手を回した。
「レムレス、もうひとつ伝えたいことがあるの」
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Napia(プロフ) - …なんか大変そうだあ夢主… (2022年8月18日 17時) (
レス) @page15 id: e1e9c8e78d (このIDを非表示/違反報告)
光璃(プロフ) - ねむねむにゃんこ太郎さん» コメントありがとうございます！天才は天才でも天災ですよ() (2022年8月1日 22時) (レス) id: 60b5f7069d (このIDを非表示/違反報告)
ねむねむにゃんこ太郎 - 天才！！はい天才！ぷよぷよの小説書いてる人探してましたありがとうもう最高！！！！結婚して (2022年8月1日 15時) (レス) id: 8a27fed9d5 (このIDを非表示/違反報告)
Napia(プロフ) - お前…っっ、生き別れの兄妹なのかっ…!? 思わず笑ってしまった(笑)(((時々コメントしますがレスめんどくさかったらしなくていいです。))) (2022年7月25日 15時) (レス) @page10 id: e1e9c8e78d (このIDを非表示/違反報告)
光璃(プロフ) - Napiaさん» コメント・評価ありがとうございます！レムシェいいですよねｯｯ 亀更新ですが頑張ります!! (2022年7月20日 17時) (レス) id: 42e9661842 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光璃 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/ninnjinnpo1/
作成日時：2022年7月7日 10時
