【鉄血】イノセントディストーション�供撻哀譽ぅ坤▲ぅ鵝� ページ10
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「A一尉!貴女も三尉に?」
「えぇ…。部下の意識が戻ったと聞いたので」
「そうでしたか!それではこちらに」
中へ案内され、建物何階分の大きさかわからないくらいの巨大なグレイズの姿を目の当たりにした。機械的な声はきっと、ここから発せられたものなのだろう。モニターを使いながらアインの状況を説明する技師の言葉を、ガンガン痛む頭で整理しながら受け止めた。アインの姿も、だ。
「A一尉…ですか?」
「!!」
「その声…A一尉ですよね?」
確認するような機械的な声が頭上から降ってくる。その声色は、ガエリオ特務三佐と話していた時よりも優しく、そして嬉しげなものだった。
「…えぇ、アイン。手術が成功したって聞いたから、お見舞いに来たよ」
「あぁ…ありがとうございます!丁度貴女にもお会いしたいと思っていたところです」
「え?見えてるの?」
思わず疑問を投げかける。声で私と判断したとばかり思っていたので、見えていないのかと思った。そうすると、今の私の顔も見えてしまっているのだろうか?きっと酷い顔をしている。
「はい。大分視野は狭く不鮮明な状態ですが…貴女の姿はしっかりと見えます」
「そっか。私もここ最近は寝たきりの貴方しか見てなかったから、しっかり見たかったな…」
脳裏に思い出される彼の真面目な顔、困った顔、嬉しそうな顔…笑顔。それがもう見られないものだと理解している。だが、この思いを自分の中で留めておける程私は強くない。叶わないとわかっていても、口に出してしまった言葉を止める事が出来なかった。
「その気持ちは俺も同じです。願わくば、もう一度貴女を抱きしめたいとも思います」
「なっ…!」
「ふふっ、俺がこんな事を言うようになったのも貴女のおかげです。貴女への想いがあったから俺は変われた…俺の日常が明るいものへと変わったんです」
「…私個人としては嬉しいものだけど、上司としては複雑」
気付けば後ろにいた技師はいなくなっており、私とアインだけの声が室内に響いた。会話だけ聞くと和やかなものだが、頭ではずっとコックピット内のアインの姿が浮かんでいた。
「…これからメンテナンスやシミュレーション等を行い、より戦闘に特化した物へ換装を施すそうです。これでクランク二尉の無念を晴らす事が出来る他、特務三佐のお役にも立てる…あの宇宙ネズミ共を一掃出来る…!!」
機体に付いているモノアイが憤怒を帯び重々しく輝く。
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渡邊(プロフ) - 、さん» ご指摘ありがとうございます！対応させていただきました。 (2018年3月20日 22時) (
レス) id: 92fda3aa32 (このIDを非表示/違反報告)
、 - 二次創作ならオリジナルフラグ外して下さいね (2018年3月20日 21時) (レス) id: 3317a5c9f3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：渡邊 | 作成日時：2017年7月5日 17時
