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嫉妬。憎悪。嫌悪。嘲笑。
挙げたらきりがないが、概ねそんなところだろう。
色付き候補は色無しの的になりやすい。
きりやん様の色付きメイドが教えてくれたこと。
目的を遂行するにはなるべく目立たないようにしたかったけど、もうそれは叶わぬ願いとなったみたい。
Nakamu様のメイドの首が斬られた事件の際、私の毅然とした態度は異常性の象徴となった。
Broooock様に構われる度に、あしらう私の態度は傲慢の象徴となった。
きりやん様と散歩に出かければ、私の行動は強欲の象徴となった。
そして、昨日のスマイル様とのやり取りを見ていたのか、今度の私は不貞の象徴となった。
食堂で食事を摂るだけでも、ただ廊下を歩くだけでもひそひそと噂をされ、後ろ指を刺される。
もちろん、私が噂通りの人間ではないことを分かっている人間も少数存在する。
緑と黄色の色付きメイドたちだ。ただ、彼女ら自体が色無しにとってあまりいい印象がないため
今まであった亀裂がまた深くなっただけだった。
そんなことを考えて歩いていると乱暴に肩がぶつかる。
小さい悲鳴が聞こえて振り返れば床に座り込むメイドとそれに駆け寄るもう一人の姿があった。
『すみません、大丈夫でｓ』
「ホントあり得な〜い」
駆け寄った方の子に強く睨みつけられ伸ばしかけていた手がピタリと止まる。
「人にぶつかっておいて態度は何？申し訳ないと思わないの？」
『すみません。不注意でした。』
転んだメイドに再度謝罪を伝え、手を差し伸べるとバシッと払われる。
手がひりひりと痛い。多少驚いてその子を見ればまるで生ごみでも見るような視線を向けられる。
「要らないわ。劣情な人間の手なんか借りたくない。」
「そうよね〜。誰彼構わず尻尾を振って汚らわしいわよね〜。」
彼女らの嘲笑に合わせて周りも冷笑に包まれる。
そんな中でも頭は酷く冷静だった。
愚かだとさえ思う。噂を鵜呑みにしてあたかもそれが真実だと思って振る舞う。
「何その目。加害者のくせしてその態度はないんじゃない？」
『...と言いますと？』
淡々と聞き返せば、彼女らは強く目を吊り上げる。
そんな態度を取られたって私は笑うことしかできないんだ。
「しゃ、謝罪の意を見せなさい！そんなことも分からないの？」
『先ほど申し上げたはずですが。それ以外に何に対して謝ればよろしいのでしょうか？』
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そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 1から読んだら色々ボロが出てくるから読まなくて大丈夫です！笑笑ほんとに全ての内容を忘れたあたりで読み返すことをおすすめします！ (2022年7月8日 10時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 続編読みました！いいですね、良いですね！少し時間がなく一から読み直されないのが悔やまれますが、いつか読み直したいと思ってます！ (2022年7月6日 13時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読み過ぎですｗｗｗｗ何回読んでも変わらないですからｗ続編楽しみにしててくださいｗ (2022年7月2日 13時) (レス) id: 212d629fae (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 50ページの最後が凄く気になりすぎてとりあえず200話だけ2回読みました。ありがとうございます。もう一度1から読んできます！！ (2022年7月2日 12時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読んでいただいてありがとうございます！そしてお疲れ様です！これからも更新頑張りますのでまた見に来てください！！ (2022年6月24日 8時) (レス) @page45 id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年4月29日 23時
