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shk「偶然にも歳が同じ俺たちは出会ってすぐに仲良くなった。
Broooockの商団のこと、きんとき曰く一般的な平民の暮らし。俺らは互いに未知の世界に住む人間で互いのことに興味津々だった。家は大人しかいないし、同世代の友達ってもんを作ったことがなから、家を抜け出してる時間だけは唯一の楽な時間だったな。」
『ほかの皆様とはどのように出会われたのですか？』
shk「ん？あぁ、ほかのやつらとは王宮で会った。
スマイルは当時の宰相の息子。きりやんは軍医の息子。Nakamuは王の息子。」
数秒。いや、それに満たない時間、頭の中に風が吹き抜けた。
聞き入っていたため、シーツに落とされていた視線を弾かれるように上げれば、シャークん様は笑みを零す。
shk「そりゃ驚くよな。Nakamuはな実は皇子で、つっても第5王妃との子供だから地位的に言えば第6皇子。王位継承権は殆どない、本人も初めから王になる気はなくてだったら自分のやりたいことやるっていう皇子にしては地位を鼻にかけてないような変わった奴だった。
王族が嫌いな俺からしたらどんな性格でも王族は王族だから、最初はしょっちゅう喧嘩してたんだよね。戦闘訓練でも毎回手合わせして、家柄もあって俺が殆ど勝ってたんだけど、「もう1回！」って食い下がってくるしさ。
まあ、それで段々と分からされたっていうか...あ、こいつは違うんだなって。だから...」
そこでシャークん様は一旦言葉を区切った。
先ほどまで懐かしむように微笑んでいた口元が真剣な顔へと移り変わる。
shk「だから、Nakamuが“この国をぶっ壊したい”って言ったとき。俺は一番最初にその話に乗った。
なあ、AってWT国の外から来たってNakamuが言ってたけどそれって何年前の話？」
『あ、えっと...5年くらい前です...』
5年。もうそんなに経ったのか...と自分で言葉にしたことで印象付けられる。
残酷で平穏な時の流れに身が擦れるような気持になった。
心に芽生えた黒いモヤを潰すように首に下がったクロスタイをぎゅっと握る。
shk「だったら丁度戦争が終わった頃だな。俺らが君主になった年。」
『どうやって王を？』
shk「Nakamuも皇子だからな。自分の騎士団を持ってた。6年前の侵略戦争で減耗した国王軍を討った。それだけだ。」
淡々と事実を告げるシャークん様の顔に影が落ちる。
そして、ほんの一瞬だったが、その影の合間から後悔の色が覗いたような気がした。
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そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 1から読んだら色々ボロが出てくるから読まなくて大丈夫です！笑笑ほんとに全ての内容を忘れたあたりで読み返すことをおすすめします！ (2022年7月8日 10時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 続編読みました！いいですね、良いですね！少し時間がなく一から読み直されないのが悔やまれますが、いつか読み直したいと思ってます！ (2022年7月6日 13時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読み過ぎですｗｗｗｗ何回読んでも変わらないですからｗ続編楽しみにしててくださいｗ (2022年7月2日 13時) (レス) id: 212d629fae (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 50ページの最後が凄く気になりすぎてとりあえず200話だけ2回読みました。ありがとうございます。もう一度1から読んできます！！ (2022年7月2日 12時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読んでいただいてありがとうございます！そしてお疲れ様です！これからも更新頑張りますのでまた見に来てください！！ (2022年6月24日 8時) (レス) @page45 id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年4月29日 23時
