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sm「アイツを疑ってんならお角違いだ。てかさ、お前は何を知りたいの？」
体の熱がスッと引いていく。
顔色どころか眉一つ動かさないスマイルは平然と言い放つ。
sm「そもそも、俺が二人いたからなんだってんだ。
逃走中の俺にも、Aの口にも血がついてたんならそれがAだ。」
kn「え、あ、いや。それはそうなんだけど...」
sm「じゃあ聞くが、Aが囮じゃなかったら何なんだ？刺客か？ｯﾌ、そっちの方が辻褄合わねぇだろーが。お前は俺が2人居たって言ったよな？その逃げてる方の俺の説明はどうするつもりだ。
それと、命を狙われた俺が刺客であるAを庇う理由なんてどこにもないだろ」
嘲り笑うように鼻を鳴らしたスマイルは俺の考えなんか見透かしているようだ。
図星を突かれて言葉を失う俺にスマイルはさらに続ける。
sm「お前さ、刺客じゃなくてAの素性が知りたいだけだろ」
kn「っ.....」
急にインクの匂いが鼻についた。
握ったペンは手汗で下に下にずれている。
スマイルは俺を見据えながら瞳を細めた。
襲い来る慙愧に奥歯を噛みしめる。スマイルはただ愉快そうに笑みを深めた。
そしてポケットに手を突っ込むと、自分の前に置かれているテーブルに小さな瓶を置く。
sm「これを使えば解決する」
kn「それは？」
sm「変身薬だ」
紫色に光る液体は乱雑に置かれたせいで水面がゆらゆらと揺れている。
...変身薬。その存在は知らなかったわけじゃない。
ただ、あの局面で咄嗟に出てくるものなの、か？
その疑問は言葉にはならなかった。
そのくらいの問いなんて簡単に説き伏せられてしまうことは察せられた。
スマイルの勝ち誇ったようなどや顔が癪に障ったが、あえて触れないでおくことにしよう。
sm「だが、俺だって知りたくないわけじゃない。きんとき、お前に協力するよ」
徐に立ち上がったスマイルは
頭に疑問符を浮かべる俺の前に立ってその感情の薄い瞳で見下ろしてくる。
sm「Aの素性。暴くのに手を貸してやる」
kn「なんでそんな上から目線なんだよ。.......じゃあ、頼むわ」
いたずらを思い浮かべたような子供のような笑みが零れた。
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そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 1から読んだら色々ボロが出てくるから読まなくて大丈夫です！笑笑ほんとに全ての内容を忘れたあたりで読み返すことをおすすめします！ (2022年7月8日 10時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 続編読みました！いいですね、良いですね！少し時間がなく一から読み直されないのが悔やまれますが、いつか読み直したいと思ってます！ (2022年7月6日 13時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読み過ぎですｗｗｗｗ何回読んでも変わらないですからｗ続編楽しみにしててくださいｗ (2022年7月2日 13時) (レス) id: 212d629fae (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 50ページの最後が凄く気になりすぎてとりあえず200話だけ2回読みました。ありがとうございます。もう一度1から読んできます！！ (2022年7月2日 12時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読んでいただいてありがとうございます！そしてお疲れ様です！これからも更新頑張りますのでまた見に来てください！！ (2022年6月24日 8時) (レス) @page45 id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年4月29日 23時
