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表情が変わらないせいでひょっとして誰かに言わされてるんじゃないかって思うけれども
少なくとも私の知るスマイル様は例え誰かにお願いされても思ってもない感謝を口にするような人物だとは考えずらかったため、素直に受け取ることにした。
『ありがとうございます。ご無事で何よりです。』
sm「さて、前置きはこれくらいでいいだろう。感謝を述べてお前はそれを表面上でも受け取った。
この件に関して主観的な話はここで終わりということだ。
じゃあここからは客観的にこの状況を整理するための尋問に移行させてもらう。」
一目では変わりのないアメジストの瞳だけど、その奥には好奇心が灯っていた。
それを確認して私はちょっとした疑問が浮かんだ。私の返事を待つ態度を示すスマイル様を一瞥して耳の高さほどに手を上げた。
『その前に一つよろしいでしょうか？』
sm「なんだ？」
『この件の調査はきんとき様だと伺いましたが、なぜスマイル様が私に尋問を？』
本当はそんなこと1�个睚垢い討い覆い�ちょっとしたカマをかけてみた。
この人にこの手の話の詰め方が正しいかは分からない。ただ明らかになっているのは上下関係をハッキリさせてはいけないこと。君主とメイドと言う立場だとしても、この件においては同じ被害者。
興味本位のただの質問と公的な尋問とでは躱すべきところを間違えれば即刻罪人になりえる。牢獄送りなんて嫌だ。その場で死刑ならいいけど。
sm「あぁ、確かにこの件はきんときの管轄だ。俺が質問するのは個人的に聞きたいことがあるからだ。別に事実と違ったとしてもお前に不利益が被ることはないだろう。
お前がスパイだ、とかではなければな」
そう言ってニヤッと口の端を上げた。
その笑いはなんだ？最後の部分を冗談を言ったつもりの笑顔なのか、何か私の素性を掴んでいるのか。つくづくこの城の人間は信用できないな、と改めて胸に刻み込む。
sm「気軽に答えてくれ。捜査に必要な情報だと判断したらきんときにも報告するがな」
『かしこまりました。では、私から質問してもよろしいでしょうか？』
勝ち誇った笑みが崩れた。
こっちもみすみす貴方様に主導権を握られっぱなしともいかないんですわ。
今度は私が笑みを深くする番だ。
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そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 1から読んだら色々ボロが出てくるから読まなくて大丈夫です！笑笑ほんとに全ての内容を忘れたあたりで読み返すことをおすすめします！ (2022年7月8日 10時) (
レス) id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 続編読みました！いいですね、良いですね！少し時間がなく一から読み直されないのが悔やまれますが、いつか読み直したいと思ってます！ (2022年7月6日 13時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読み過ぎですｗｗｗｗ何回読んでも変わらないですからｗ続編楽しみにしててくださいｗ (2022年7月2日 13時) (レス) id: 212d629fae (このIDを非表示/違反報告)
すみれいん(プロフ) - そらと。さん» 50ページの最後が凄く気になりすぎてとりあえず200話だけ2回読みました。ありがとうございます。もう一度1から読んできます！！ (2022年7月2日 12時) (レス) id: a715f4eb82 (このIDを非表示/違反報告)
そらと。(プロフ) - すみれいんさん» 読んでいただいてありがとうございます！そしてお疲れ様です！これからも更新頑張りますのでまた見に来てください！！ (2022年6月24日 8時) (レス) @page45 id: bc516da084 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：そらと。
| 作成日時：2022年4月29日 23時
