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翌日
永瀬くんと最寄駅が一緒ということは
朝も同じ電車に乗っているかと思って周りを見ても
朝から異様にテンションの高い女子とか
眠そうに欠伸をするスーツ姿のサラリーマンしか
見つけることが出来ず、仕方なくスマホを見た。
やってきた電車に乗り込んで学校の最寄りで降り、
校舎へ入って自分のクラスへ向かう。
��昨日の廉くんかっこよかったよね��
��年下には思えなかったな��
教室に入って自分の席に着くと聞こえてくる
今日も朝から噂の後輩について盛り上がる女子達。
「 はよ〜 」
そんな中眠そうな顔で教室に入ってきた勇太は
机の上にリュックを置いて怠そうに椅子を引いた。
「 おはよ 」
「 眠すぎて寝ながら登校したわ 」
「 何言ってんの 」
「 いやーほんと眠い。授業中寝ちゃいそう 」
何故か私の机に顔を突っ伏して「 おやすみ 」と呟く。
「 ここで寝ないでよ 」
「 この格好が寝やすいの〜 」
どこにも見当たらない寝癖、身嗜みはきちんとしてる。
��そう言えば今日の放課後呼び出すんだよね？��
��ちょっとやめてよ〜��
��昼休みにアポ取りに行くんでしょ？��
��そうだけどさあ��
「 えっ 」
会話に混ざっているわけでもないのに
女子達の言葉に思わず反応してしまった。
「 どした？ 」
そんな私を不思議に思った勇太は顔を上げ、
腕に顎を乗せ上目遣いで私の様子を伺ってくる。
「 いや、何でもない 」
「 そう？何か忘れ物とか？ 」
「 ううん違う。本当に何でもないよ 」
「 ならいいけど 」
そこまで興味を持たなかった勇太は再び瞼を閉じた。
噂のイケメン後輩に告白するのだろうか。
無関係だけどちょっと気になってしまう。
そこでチャイムが鳴った。
小さな声で「 起きて 」と促して勇太を起こす。
声にならない声で仕方なく前を向いた彼は
せめて先生が来るまでの間も惜しむことなく
睡眠に費やしていた。
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しおり(プロフ) - 永瀬落ちだと思って読んでたけどもしかして神宮寺落ちなパターンだったりしますか…？ (2020年10月12日 9時) (
レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ワタシスキナヒトガイルノって何語ですか…？オイシイノ？（は？） (2020年10月8日 22時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月5日 18時
