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私よりも先に最寄駅で降りた勇太と別れて
久しぶりに一人で電車に揺られていた。
誰かと話す時間は結構特別なものみたいで
何も話さずに単独行動するのがとても寂しい。
夜
部屋でスマホを見ていると廉から通知が届いた。
��今から会いたい��
電話や文字のやりとりではなく、会いたい。
明日会えると言っても今がいいと聞かなかったので
パーカーを着ていつの日かブランコに乗った
あの公園で待ち合わせることになった。
誰もいない夜の公園は灯りが少なく寂しい。
「 廉？ 」
電灯の近くのベンチに座ってスマホを見ていた
廉が私を見て小さく手を振った。
「 ごめんな、こんな遅くに呼び出して 」
「 いいよ。寒くない？ 」
「 俺は平気。Aこそ大丈夫？ 」
「 うん。それでどうしたの？何かあった？ 」
廉の隣に腰を下ろして問いかける。
「 Aが好き 」
遠くを走る車の音や虫の音、
風に揺られて不気味に鳴るブランコの錆び付いた音。
「 俺、Aのことが好き。大好き 」
もう一度噛み締めるように言ったその言葉。
いつになく真剣な眼差しで私を見つめる廉。
「 よかったら…俺と付き合ってください 」
「 …嬉しい 」
「 ほんまに？ 」
「 うん、嬉しいよ。でもね廉 」
何かを否定しようとする私を止めるように
引き寄せて冷えた身体を包み込んでくれた。
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しおり(プロフ) - 永瀬落ちだと思って読んでたけどもしかして神宮寺落ちなパターンだったりしますか…？ (2020年10月12日 9時) (
レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
しおり(プロフ) - ワタシスキナヒトガイルノって何語ですか…？オイシイノ？（は？） (2020年10月8日 22時) (レス) id: 199b427b1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：いと | 作成日時：2020年10月5日 18時
