Episode023 ページ24
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ビビー
市街地Ａ。Ｃ級ランク戦ブースで、私はフィールドに転送されていた。最近の私はこの時間が楽しくて仕方ない。
「うっわぁテンション上がる」
弧月を握って相手を探す。相手はガンナー。
ぱちっ
SEが働いて、相手がすぐ近くの路地に隠れているのが視えた。使いすぎに注意しろと言われたけれど、勝手に作動してしまうので自分でコントロールできない。
「見ーつけた」
私は接近戦に持ち込み、一気に首を狙った。
『トリオン供給機関破壊、勝者亜桜』
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「お疲れー」
「米屋ー、結果は？」
「一勝二敗」
ランク戦を終えてブースに出ると、米屋がやってくる。後ろから出水も一緒に来た。基地の中では三人で行動することが多く、米屋と出水も気が付いたら仲良しになっていた。私の問に答えた米屋がお前は？と今度は彼が訊いてくるので、私は少し自慢気に答えた。
「二勝一敗」
米屋に勝ったことで嬉しくなったが、でも自慢してもいられない。負けた試合はは完全に油断していた。射手が相手だったのだか、弾の数、動きを予測できなかったし。私は考えなしに突っ込み過ぎるところがあるようだ。
「うわ、お前ら弱いな。おれは全勝だぞ」
見下すように言った出水を私は睨んだ。この男、天才と謳われるだけあってかなり強い。だから悔しい。まだ出水とは戦ったことがないけれど、あまり勝てる気はしないものである。そもそも射手自体を相手するのが苦手だし、対戦の相性が悪いのだ。
「おい訓練生、頑張ってるか？」
「「太刀川さん！」」
不意に後ろから声が聞こえたので振り返ってその人物を確認すると、私は思わずその名前を呼んだ。しかし私の声に出水の声が重なって、私達は顔を見合わせた。
「前も思ったけど、出水って太刀川さん知ってたっけ？」
「お前こそ、知り合いだったのかよ」
太刀川さんが、今誰かが戦っているランク戦の画面を見ながら、とぼとぼこちらに歩み寄ってきた。
「でA、出水、結果はどうなんだ？」
「……二勝一敗です」
「全勝です」
出水が隣で自慢げに笑ってくる。私は思わず出水の足を蹴って、「いっ！？」と出水はうずくまった。かわいくねー！などと失礼なことを叫んでいるが、余計に腹が立ったので無視することとする。
「おいおいA、お前も全勝しろよ。俺の隊に入るんならな」
しかしその発言で、一気に静まり返る出水公平がいた。固まった出水は、太刀川さんの方を見て、ひきつった笑顔で口を開く。
「は……え、亜桜が？太刀川さんの隊に？」
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亜桜(プロフ) - 百瀬さん» ご指摘ありがとうございます！固定夢主の名前を変換しそこねていたようで……大変失礼しました;;気付いたところから修正していきます。 (2023年1月5日 0時) (
レス) id: 8ae19fe800 (このIDを非表示/違反報告)
百瀬 - 途中途中で名前が"紗雪"になってますよ〜！ (2023年1月3日 12時) (レス) @page47 id: 6aa4d6dc2c (このIDを非表示/違反報告)
亜桜(プロフ) - 柊那さん» ありがとうございます(´;ω;`)修正多めのマイペース更新で申し訳ないですが頑張ります！！ (2018年5月18日 13時) (レス) id: 69aa40c811 (このIDを非表示/違反報告)
柊那 - 面白かったです！続き楽しみてしてます。更新頑張ってください( -`ω-)b (2018年5月18日 2時) (レス) id: 6886eff87c (このIDを非表示/違反報告)
亜桜(プロフ) - 藤見日和さん» わざわざ有り難うございます！！わがままな作者で申し訳ないです（汗）必ず戻ってきます…！ (2016年11月24日 20時) (レス) id: 69aa40c811 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：亜桜 | 作成日時：2015年8月5日 16時
