50 ページ50
.
パス？ パスってなに
私が、いらないってこと……？
sm「一昨日けっこう殺したし別に来週までいい」
避けられていると直感した。
呆然としているAを前に、スマイルの視線がいつもより早く、小刻みに揺れる。
sm「てかさー、お前連日死んでんじゃん。俺 食う方の趣味無いし一昨日ので満足してっから。わざわざ俺に構わなくていいよ」
kr「は？ スマイルお前───
br「おっはよ〜〜〜！」
きりやんからの助け船が出されようとしたところで、ダイニングの両開きドアがいっぺん開き、Broooockの軽快な声が飛び込む。
nk「Aおはよ〜！」
sh「たまたま落ち合った」
kn「Nakamuにしては早起きだよね」
振り向けば、Broooockを先頭に4人がぞろぞろと続いて入ってきた。
シャークんときんときはAの顔を見るなり、何か察したのか自分の席へ向かうのをやめてAの方へと歩みを向ける。
だが2人よりも先に、スマイルに構うでもなくいつものようにBroooockが駆け寄ってAを抱き締めた。
br「A〜 今日は早起きさんだね〜 ねぇおはようは？」
そこでBroooockも違和感を察して、溶けかけた青い目を開けAの顔を覗く。
br「……A？」
sh「なんかあった？」
後ろから抱き締めたまま首を傾げるBroooockと、膝に手を当てて屈み優しく覗き込むシャークんで、視界からスマイルが追い出されていく。
『なんでもないよ、早起きしすぎたから眠くって』
Aは笑う。スマイルを思うなら、波風を立てるわけにはいかない。
br「も〜、可愛い〜」
sh「……、まあ、あんま無理すんなよ」
Broooockが耳元で「うふふ」と笑い、シャークんが頭を撫でてくれた手で遮られた視界。
kn「……」
sm「……」
その隙間から、きんときが黙ってスマイルを見つめているのに、いまは気付かないフリをするしかできなかった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 323人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「WT」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ナイア(プロフ) - nonさん» はじめまして。コメントありがとうございます。初めての投稿なのでとても嬉しいです！口下手ですみません、本当にコメントありがとうございます。途切れないようがんばりますので、引き続きお楽しみ頂けますと幸いです。 (2022年4月27日 16時) (
レス) @page32 id: 939161efad (このIDを非表示/違反報告)
non(プロフ) - 初めまして。コメント失礼します。 設定やストーリーがとても面白く、更新分まで一気に読んでしまいました。今後の展開がとても楽しみです。特に私は青色さん推しなので次の彼のターンがどうなるのかドキドキが止まりません...！ 陰ながら応援しています (2022年4月27日 10時) (レス) id: 9574cf357f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ナイア | 作成日時：2022年4月23日 3時
