【ワiーiルiドiトiリiガiー】普通のボーダー隊員 (ページ18)

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『言っとくけど俺人の髪乾かしたことないぞ、大丈夫か？』

兄弟とかもいないからやることがまずなかった。
そもそも人の家に泊まり来ること自体ないしなぁ。

王子「大丈夫だよ、僕もないからね。」

『そこに安心できる要素何一つないぞ？』

いや、王子は器用だから大丈夫だとは思うけど。
問題は俺だ、俺なんだよ。

戦闘から見て分かるに超不器用なんだよ。

王子「まあやって見なきゃ分からないよ、
はい、ドライヤー。」

『えぇ…髪型おかしくなっても知らないぞ俺…』

乾かすのド下手くそすぎて爆発させちゃうとかないよな？大丈夫だよな？

王子「まあさすがの君でもそこまで変なことになることはないよ、」

『さすがの君でもってどういう事だお前。』

俺の事なんだと思ってるんだろこいつ。
正直何考えてるか分からないこと多いからちょっと考えてることを覗いてみたりはしてみたいよな、でもプライバシーもクソもなくなるなそれ。

『んじゃ乾かすぞー、』

うわこいつ髪サラサラだな、さすが王子だわ。

あ、でも今日は同じシャンプーとか使ったから俺もサラサラだった。

今日は俺も王子の仲間入りだドヤ。
誰に言ってんだ。

王子「たまにはこういうものもいいものだね、
オッサム的なの家にも鍵が見つかったら泊まりに行こうかな、」

『この家と比べ物になんないくらい汚ねーからやめとけ、足の踏み場ないぞ。
もしほんとに来るなら急ぎで片付けなきゃならん。』

マジで汚くしてるつもりは無いのに忙しいと部屋の片付けにまで手が回らなくて困る、
次の休みの時ちょっと家の片付けするか…

王子「最初から期待はしてないから大丈夫だよ、」

『それはそれで腹立つな。』

一言一言が余計だわ。
けど俺は王子には勝てないからバトろうとも言えない。

頭良過ぎんだよあんなに考えながら戦えるのやばくないか、俺は無理だ。
とにかくトリオン兵を切って処理するくらいしか出来ねぇわ。