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「高校が同じになってね、すごく嬉しかった。
勇気出してのんちゃんと同じバスケ部に入って、マネージャーになった。
でも全然話せなかった」
せやんな。俺1年間なんてほとんど話してへん。接点ゼロやと思っとった。
「これじゃ意味ないなって。見てるだけじゃ嫌だなって。2年になってやっと一歩踏み込めたの………。
ずいぶん時間が掛かっちゃった」
ここまで聞いて、俺はAを抱きしめずにはいれんかった
『嬉しすぎや』
「ほんと……?」
『ほんと。俺のこと、こんなに想ってくれててすげー嬉しい』
自分の知らない内に、Aの力になれてたんやな
こんなに、こんなに想ってくれてたんやな
『もっと早く知りたかった』
知ってたら、いままでの嫉妬の渦も、Aのこころの傷も、全部なかったことに出来る
「のんちゃん……」
『いや、ちゃうな。
俺がもっと早く伝えるべきやったな。
好きや。Aのこと、離さへん』
「………のんちゃん、ありがとう。
私も好き。のんちゃんのこと大好き」
涙と笑顔でぐちゃぐちゃの顔のきみにほほえみ、俺は初めて、Aの唇にキスをした。
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そら(プロフ) - 24魂さん» 嬉しいお言葉ありがとうございます!!完結間近なので、あと少しがんばります(^o^) (2019年10月17日 0時) (レス) id: 074fc23e15 (このIDを非表示/違反報告)
24魂 - やばい!この話おもしろすぎ!更新頑張ってください! (2019年10月13日 19時) (レス) id: b91b2e448a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:そら | 作成日時:2019年7月10日 23時