Judge myself２……(赤) (ページ11)

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生活安全課.１１...side you ページ11

『あんなに大怪我をして以来、なんの音沙汰もないんですもん！私、どれだけあなたの部屋にこっそり押し掛けてやろうかとすら考えて………』

私、すっかり感情的になってしまってる

「へぇー」

『な、なんですか』

重岡さん、にやにや顔なんて見せてくれるようになった。か、かわいい……

「俺の部屋にね〜」

『な、なんですか！もしもの話です！こうして会うことができなかったら、そのくらいのことしないとって！』

「そんな規則違反なことしてくれんねや」

『だっ、だからもしもの話です！！もう、ふざけないでくださいよっ！！』

私がひとりで舞い上がって、空回ってるみたいで恥ずかしい………

結局からかわれてただけなのかな……

「A」

『……………っ』

不意に名前を呼ばれて、恥ずかしすぎて俯いていた顔をあげると、いままでに見たこともないほどのやさしい表情をしてくれていた

「………傷治すのに専念する間もなく、隊に入るように招集されてん」

『………そうだったんですね』

「ごめんなぁ」

そんなの…………

重岡さんの口から、謝りの言葉が聞けるなんて

『ずるいなぁ………』

こんなふうに、普通の恋人みたいに話せる時間を作ってくれるなら、私はなんだって許してしまうのだから。