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DAY 76 ページ15

なんだこの急展開

遊真が?私のことがすき?なんだそりゃ

ていうか

「………遊真…気づいてたんだ…」

「うん…ごめん先輩。おれ、けっこう前から気づいてた。……その…先輩とヒュースが…そういう仲だって…」

「「そういう仲」…?」

どんな仲だと思って…

「ヒュースが夜遅くに璃音先輩の部屋に行くのを何度か見かけた…迅さんが言ってたけど「ヨバイ」って言うんでしょ?」

「………遊真、えっとね…ヒュースは夜這いはしてないよ…?、」

「ふむ?そうなの?」

こんな可愛い遊真を汚す奴は許さん。

「二人は…付き合ってる?」

「…………うーん…」

どうなのかなぁ

「…………そうなのか…ふむ…」

何も言ってないのに納得したようだった。

「先輩たちが付き合ってるんなら仕方ないと思ったけどさ…」

まさか…

「付き合ってないんなら…まだおれにチャンスあるよね?」ニヤリ

そう言って遊真がイタズラっぽく笑った。

私が口を開きかけた瞬間

「ないぞ。」

屋上に別の声が静かに響いた。

「「……ヒュース…」」

「ユーマ、残念だが俺はそこまで優しくない。」

「おれもここで引くほど甘くないぞ。」

二人は向かい合い、火花を散らし合う。

「ふ…二人とも…」

「早いうちに諦めろ。」

「こっちのセリフだよ。じゃ、先輩オヤスミ。」

遊真は疲れたのか引っ込んでしまった。

「………」

ヒュースはこちらを向き、私の頬に触れた。

「随分と長いこと外にいたんだな」

「え…?」

「かなり冷えている…風邪をひくぞ…」

静かに抱き寄せられ、いつの間にかヒュースの腕の中だ。

「………すまない…」

「……なにが?」

「いつも辛い思いをさせてすまない。」

「別に…何も辛くないよ?」

分かってる。私が辛い分ヒュースも辛いのだ。

「愛してる」

「うん…私もだよ…」

顔をあげると唇が重なった。

心も身体もじんわりと暖かくなる。

「………ん…ちょ!?…」

ぼーっとしていたら舌が入ってきた。

逆らえずにそのままなされるがままになってしまう。

足がガクガクしてきた。寒さのせいなのか、はたまたコイツのせいなのか…

唇が離れたとき、私はヒュースに支えられてやっと立っている状態だった。

「もう限界か?」ニヤリ

すごく挑発的な目だ。

心底腹立つわぁ

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シュラ(プロフ) - わぁぁぁぁ!好きです!この作品好きです!ヒュース推しなんで毎日見てます! (2021年6月20日 21時) (レス) id: c3371b51a4 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - twiceモモペン☆さん» いつもありがとうございますっ!!私の妄想と捏造にまみれてますがそれでもやはりヒュースはかっこよき!推しキャラの一人です!これからも頑張ります!! (2019年6月23日 21時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
twiceモモペン☆ - 続編おめでとうございます!だいっすきな作品です!今後とも楽しみにさせていただきます! (2019年6月23日 19時) (レス) id: 180f1651c6 (このIDを非表示/違反報告)
姫蘭華(プロフ) - sakuyaさん» 大丈夫ですよd(ゝω・´○)私実はとても面倒くさがりでして、話の流れが大きく動かしずらいのは苦手なのですよ(--;)ですのでちょっと飛び飛びになります。紛らわしくて申し訳ないですm(_ _)m (2019年6月22日 22時) (レス) id: cb87232c53 (このIDを非表示/違反報告)
sakuya(プロフ) - DAY30から34に飛んでますけど、あってますか?ネイバーとボーダーの許されない恋!!この後どうなるのかドキドキします! (2019年6月22日 21時) (レス) id: 251273f07f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:姫蘭華 | 作成日時:2019年6月22日 16時

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