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番外編 ページ37

『そういえばね、不死川さん昔こうやってお母さんが作ってくれたおはぎを弟と食べてたって言ってたよ玄弥君』



そう言うと玄弥君は嬉しそうな顔をしておはぎをモリモリ食べた。



そんな玄弥君をみて保護者の悲鳴嶼さん、最近玄弥君と仲良くなったらしい無一郎君、そして部外者の私はほっこりした。



無「Aさん次は誰の所に行くの?」



『次は煉獄さんの所だよ!煉獄さんの弟の千寿郎君とお父様にも渡したいから先に伝えておこうかな』




私はオサムに伝言を頼むとオサムは煉獄さんの元へ飛んでいった。





暫く私達は世間話をしていたが悲鳴嶼さんがそろそろ任務のお時間らしいので私も一緒に無一郎君の邸を後にした。


とても幸せな時間だった!!








『煉獄さんのお邸は〜ここの角を〜…』





曲がり角を曲がった瞬間誰かに抱きしめられた。




え?抱きしめられた?




煉「捕まえた!!!待っていたぞ!!A!!甘味を作ってくれたようだな!」




『えっ…あの、あの恥ずかしいんですが煉獄さん!!』




煉「そう恥ずかしがるな!!俺と君の仲じゃないか!!」



いやどういう仲!?!?!?!?




煉「君が来るのを楽しみにしていた!!よもや俺に甘味を作ってくれるとは…!感激だ!!」




さあ着いてくるといい!!と手を握られお邸へ案内していただいた。

あれここ煉獄さんの生家じゃないよね?煉獄さんのお邸だよね??










煉「甘露寺から今日は、女性が想いを寄せてる男性に甘味を送る日だと聞いた。単独直入に聞こう!!君が俺に甘味を送るという事は、そういう事でいいんだな?!」



酷く勘違いしてらっしゃるぅぅぅぅううう!!
皆に渡してるなんて言いづらい!!
煉獄さんの事は嫌いじゃないしむしろ一時期、想いを寄せていた頃もあった…!!


でも言うしかない…!!言うんだA!!






『あの、これ、皆さんに日頃の感謝を込めてお渡ししてるんです…煉獄さんにもいつもお世話になってますし、感謝の気持ちです…!でも煉獄さんの事私大好きです!!!!』




煉「よもっ…!妬いてしまうな!!!だが君の手料理をいただけるのは嬉しい!!それに君の気持ちも聞けて嬉しい!さっそくだがいただいてもいいだろうか?」



君の気持ち…???
まぁいいか…




『色んな種類のおはぎを作ったんですけど、煉獄さんはさつまいもが好きと伺っていたので芋餡も作ってみました…』

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作者名:わさび | 作成日時:2020年10月30日 4時

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