battle66 ページ19
*コネシマ side*
ｼｮ「撃たれたんです、戦場で。こう……耳元に近い所で、バーンと」
自分の手を拳銃に見立てて左耳に近付け、淡々と説明するショッピ君。
ｼｮ「あまりに近かったんで、鼓膜破れましてね。それ以来、左耳は全く聞こえません」
そうか……せやからあの…ブキ屋での時、背後のグルッペンに気付けんかったんやな。
コ「……なんで言うてくれへんかったん？」
ｼｮ「言ったところでねぇ……。治るわけでもありませんし」
コ「そ、それはそうやけど……」
ｼｮ「それに……あんまり話したい事じゃないんで。……この耳のせいで、落ちてくる瓦礫に気付けなかった。だから…大先生は俺を庇ってっ……」
固く握り締められるショッピ君の拳に、優しく触れる。
コ「ショッピ君のせいやないよ。誰も……大先生だって、お前を責めたりせんって！」
ｼｮ「……！」
顔を上げて目を見開いたショッピ君は、深い溜め息を漏らした。
ｼｮ「……先輩」
コ「ん？」
ｼｮ「先輩はうるさいです」
真顔で告げられたその一言に、一瞬ポカンとする。
コ「なっ、なんやねん！！ 人がせっかくーーー」
ｼｮ「でも、先輩の声はいつだって俺の耳に届くんです。近くても遠くても……俺が片耳になっても、変わらず。だから……
───どうか、そのままのコネシマ先輩でいてください」
コ「っ……！」
ショッピ君の本音に、堪(ﾀﾏ)らず笑みがこぼれる。
コ「よっしゃ！！ そういう事なら、これからもガンガン声張るで〜！！」
ｼｮ「あ、やっぱ耳障りなんで自重してください」←
コ「なんでやねん！！」
思いっきりツッコんでやると、ショッピ君はクスクスと声を上げて笑った。
お前も変わってへんで？ そういう笑顔とか、な。
ｼｮ「さ、帰りましょう。あんたも大分(ﾀﾞｲﾌﾞ)無茶しましたね……」
コ「心配すんなって！ 俺、体丈夫やから！！」
ｼｮ「小学生の頃から言う事変わってませんね」
他愛のない会話をしながら、肩を並べて歩き出す。
少しだけ、昔の自分たちに戻れた気がした。
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空文 加菜(プロフ) - ゆきさん» 悩むんですよねぇ彼の口調…。結局途中で変えるという(笑) (2018年8月14日 4時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - まってwwひとらんの口調に笑わせられるww (2018年8月14日 0時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» うわぁ…妄想がはかどr(( (2018年8月8日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
兎危@緑君は天使です。これ絶対← - 空文 加菜さん» ですね...w筋肉凄い(こなみ)らしいですよ。知りませんけど() (2018年8月8日 22時) (レス) id: 83b7e38493 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» そうなんですか(笑) 結構厳しいお人になっておりますね…w (2018年8月8日 17時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
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