強がりな先輩と、後悔ばかりの後輩の話−3 ページ44
*ショッピ side*
中学に上がる頃には、いじめも落ち着いていた。
俺は、コネシマの通っている中学校に進学した。
中学に入ってから俺は、コネシマの事を“先輩”と呼ぶようにした。
最初はよそよそしいと嫌がっていた先輩も、「俺が先輩って呼ぶのはあんただけですから」と言うと喜んだ。単純な人だ。
サッカー部に入っていた先輩は、すでに人気者になっていた。
対して俺は、相も変わらず無愛想な上帰宅部。
自然と、先輩と話す機会は減っていた。
あぁ、今日は俺の誕生日か……なんてくだらない事を考えながら独り下校していると、突然後ろから突進された。
「何すんですかクソ先輩……！」
「すまんすまん！！ それより、お前今日誕生日やろ？」
「え……」
「ほれ！」と差し出された袋を、恐る恐る開ける。
「！ コレ……」
「あー、ほら。お前バイクとか好きやん？ もし将来乗る時にはソレ使ってほしいな〜……なんて」
入っていたのは、ヘルメットとゴーグル。
「……中学生がこんなの買いますか？ 普通」
「べ、別にええやろ！！ ちゃんと金貯めてたし！！」
てっきり、先輩の中で俺の存在は、とっくに取るに足らないものになっていると思っていた。
でも……まだちゃんと思ってもらえているんだ。
「……ありがとうございます、コネシマ先輩」
「！ おん！！」
帰路を並んで歩きながら、他愛のない会話をする。
「誕生日、楽しみにしててくださいね」
「おっ、何かくれるんか？」
「まぁノープランですけど」
「なんやそれ！！……ま、期待しとくわ」
ニッと笑うコネシマ先輩につられ、俺も小さく笑い返した。
しかし、俺が先輩の誕生日を祝う事はできなかった───。
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空文 加菜(プロフ) - ゆきさん» 悩むんですよねぇ彼の口調…。結局途中で変えるという(笑) (2018年8月14日 4時) (
レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - まってwwひとらんの口調に笑わせられるww (2018年8月14日 0時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» うわぁ…妄想がはかどr(( (2018年8月8日 22時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
兎危@緑君は天使です。これ絶対← - 空文 加菜さん» ですね...w筋肉凄い(こなみ)らしいですよ。知りませんけど() (2018年8月8日 22時) (レス) id: 83b7e38493 (このIDを非表示/違反報告)
空文 加菜(プロフ) - 兎危@緑君は天使です。これ絶対←さん» そうなんですか(笑) 結構厳しいお人になっておりますね…w (2018年8月8日 17時) (レス) id: 9bc8a66818 (このIDを非表示/違反報告)
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