126．熱 ページ33
貴「…ﾓｸﾞ…ﾓｸﾞ…」
兄「A大丈夫か？最近元気ないで。」
神「なんかあったんなら相談してよ？」
貴「…」ｺｸｯ
ご飯を噛む速度が遅くなる。
最近ボーっとしてしまう。
なんでだろうか。分からない。
…もう、お腹いっぱい。
目の前にはまだ半分以上残っている食事が。
折角作ってくれたのだから、食べないと。
でも、これ以上食べると、戻してしまいそうな気がする。
その方が、もっと迷惑をかける。
貴「…ごちそうさまでした。」
兄「え、もうええんか？」
神「ほんまどうしたん？大丈夫？」
私の背中をさすりながら、神は聞いてくる。
声を出そうとしても出なくて、首を振る事しか出来ない。
一つ一つの動作が、遅くなってしまう。
なんだか、頭がフラフラする。
気持ち悪い。
神「え、ちょっと！熱あるやん！Aちゃん立てる？！」
貴「…」ﾌﾙﾌﾙ
力が入らない。
立つ気力も湧かない。
神「立てそうもないか…兄さん、ビニール袋頼める？」
兄「わ、分かった。」
ひ「Aちゃん大丈夫？俺にも出来ることがあれば言って。」
神「ありがと、助かるわ。」
神に背負われる。
突然の浮遊感に、気持ち悪さが増す。
吐いちゃ駄目だ。
兄さんにビニール袋を渡される。
それを口許に持っていって、いつ吐いても良いようにする。
神が走り出して、脳が揺れる。吐きそう。
コ「ぺ神やん。…？Aどしたん！」
神「熱出たっぽくて…」
シ「後で見舞い行くな！」
貴「…」ｺｸｯ
途中シッマたちに会った。
その辺りから記憶が曖昧になる。
気づいたらベッドの上に寝かされていた。
でもゆっくり眠れる事はなくて、時々来る吐き気のせいで起きたり寝たりの繰り返しだった。
今も神に背中をさすられながら医務室にあるトイレで戻していた。
もう胃は空っぽで、胃液だけが出てくる。
神「…」
貴「ｯ…ﾊｧ…」
神「治まった？寝る？」
貴「…」ｺｸｯ
まだフラフラして気持ち悪いけど、少しだけ治まった。
すると、かなり疲れていたのか、凄い眠気に襲われる。
ベッドに戻ると、すぐに眠ってしまった。
また、迷惑かけちゃったな。
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trap(プロフ) - 428-clover さん» いえいえ、こちらこそここまで読んで頂き有難うございます。続編はなるべく早く公開出来るように頑張ります！ (2019年3月12日 19時) (
レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - じゅぴぴさん» そうです。私こそ紙です！← (2019年3月12日 18時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
じゅぴぴ - 最高……作者さん神 (2019年3月12日 18時) (レス) id: 5ca5f272e2 (このIDを非表示/違反報告)
428-clover - trapさん» 返信有難う御座います。公開を楽しみに待っています。素敵な作品をありがとうございます (2019年3月12日 16時) (レス) id: 19ad0dfb0e (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - 428-clover さん» この話の続編は誤字や変な文面を確認&手直しした後に公開しようと思っています！ (2019年3月12日 16時) (レス) id: f8ddf3423a (このIDを非表示/違反報告)
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