【ωrωrd！】なりたい。【軍パロ】 (ページ44)

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87．男と女ページ44

オ「なんかこうやってAちゃんとお茶会すんの久しぶりに感じるわ～。」

貴「そうかも。」

最近お茶会が多い気がする。なぜだ？
確かグルさんともやってトントンとエミさんともやって…兄さんとは城下でやって。
取り敢えず紅茶飲んでるなぁ。絶対太る。

と思っていたのに減ったのは何故だろうか。

オ「Aちゃんまた痩せた？」

貴「うん。太ると思ったんだけど。」

オ「ええな～羨ましいわ～。」

貴「そう？オスマンも痩せてるよ。」

オ「お、ほんま？」

貴「うん。」

これはお茶会と言うより女子会の方が正しい気がする。
オスマンは私と少し似た考え方をしているから話しやすい。
別に他の人が話しにくいと言うわけではなく、彼らの中だと一番というだけ。
やっぱりJKだからだろうか。

だって爪にマニキュア塗ってるし。緑の。
髪の毛もフワフワしてて、肩で髪を束ねているヘアゴムも可愛い。リボンだ。

この人が女性に見えて仕方がない。

オ「ん？どした？」

貴「…産まれてくる性別間違えたよね。」

オ「女子って楽しそうやもんな～」

女子って楽しそう…やっぱりそこは男の子なんだなと思う。

女子なんて楽しくない。

相手の顔色ばっか伺って、どこかのグループに入らないと一人になる。
酷いといじめにあったり。

男子の方が私は羨ましい。

お気楽とは思わないが、そこまで気を張らなくて良いし、あまり遠慮しなくて良い。
まぁそれで男子とばかり一緒に居たから女子に嫌われたって所もあるのかも。

オ「Aちゃんはやっぱ男子の方がええ？」

貴「女子よりは、ね。」

オ「俺はAちゃんが女子で良かったって思っとるよ。」

貴「なんで？」

オ「…だって女子トーク出来るし！」

一瞬何かを言い掛けたような気がしたけど、気のせいか。
女子トーク…オスマンみたいな女子が居たら楽しかったのかな。

…いや、オスマンが男だからこそ、こうやって気を使わずに話せるのかも。

貴「…私はオスマンが男で良かったって思ってるよ。私には分からない事や、体験できないような話が聞けるし。それに、オスマンは男だからこその魅力があると思うから。」

窓からオレンジ色の光が射し込んでくる。
オスマン顔はオレンジ色に染まった。
頬が紅く見えるのは、きっとそのせいだろう。

オ「…ほんま、期待するで。」ﾎﾞｿｯ

鈍感女子とJK男子の女子会。