【ωrωrd！】なりたい。【軍パロ】 (ページ42)

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85．唐揚げページ42

ﾊﾟｼｯ

そんな音がするも、痛みは一向に襲ってこない。
それともとうとう痛みを感じなくなった？

「ちょっと！危ないでしょ？！怪我したらどうすんの！！」

「「すまん…」」

この声はひとらんだ。
なんでひとらんの声が？もしかして私の代わりに木刀が当たったとか？
罪悪感と共に目をゆっくり開ける。

そこには予想とは裏腹に、木刀を片手でキャッチして二人を叱っているひとらんが居た。

無用の心配とはこの事か。

貴「ありがと。ひとらん。」

ひ「いーえ。Aも気を付けなよ？」

コ「ほんますまんかった！！今度こそ俺をあの世に！！」

シ「シッマと空の上で会うんは嫌やけどこの際どうでもええ！！一思いに葬ってくれ！！！」

貴「犬だな。別に葬る気ないし。」

というか今回も私がここで見てるからこんな事になったんだ。
私が居なかったらただ木刀が地面と激突するだけで済んだのに。
また事態を大きくしてしまった。

ひ「もー！二人が謝るからAが申し訳なさそうにしちゃってるじゃん！言ってる内容重すぎ！！Aまだ17歳だよ？！」

「「え、若、、。」」

貴「元普通の女子高生。」

ひ「まぁ俺もぺ神に聞いたときは驚いたけど。」

そんなに驚くことか？
身長も低いしもうちょっと若く見られることが多かったんだけど。
中学生とか。

そういえば普通の女子高生がこんな殺伐とした中でよく生きれてるよな。
まぁ普通ではないか。

シ「ていうか女子高生って一般人やん！グル氏なにしてんの？！誘拐？！」

コ「とうとう犯罪にまで手を出したか…。」

ひ「国のトップがほんとにそうだったら怒りを通り越して呆れるよ。」

貴「グルさんは私の恩人です。多分。←」

コ「多分付いとるやんけwww！！」

恩人…なんだろうな。
誰かに助けられたことなんて無かったからそんな考え方がなかった。
今まで善意で助けてくれた人なんて居なかったから。

貴「それで？今日の唐揚げはどっちの物になったの？」

シ「ふっふっふっ…俺だ！！」

コ「くっそぉ！！俺の唐揚げがぁ！！」

ひ「唐揚げかよ。しょうもな。」

「「唐揚げなら本気になれる！！」」

ひ「うわぁ単純。小学生じゃん。」

「「大人だよ！！」」

小学生の遊びを見守る保護者。