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私が呪文を唱えると、動きを止めたのはコネシマ様だけではなかった。ショッピ君も動きを止め、私を見た。
「……大先輩。」
ショッピ君がそう言ったのは口の動きで判断できたけど、コネシマ様の呻き声で聞こえなかった。
そして、コネシマ様からとてつもない負のオーラが感じられた。
何かを吐き出そうとしているのだろうか。コネシマ様はのたうち回り、唸っていた。
と、突然、視界が真っ青になる。
耳元で聞こえる、聞き覚えのある声。
鬱「見ない方がいい。…終わったら離すから。」
不意打ちのように鬱先生が格好いいと思い、顔が赤くなるのを感じる。こんなことをしている場合じゃないのに。考えている暇はないのに。
必死の思いで頷き、ただただスーツに顔を埋めていた。
コネシマ様の叫び声がおさまった。
…全てが、終わったのだろうか。
それでも、鬱先生は離さなかった。まだ終わっていない、ということだろうか。
ト「お前いつまで抱いてるん？いい加減離してやれって。」
トントン様の声がした。つまり、私が見えないことを良いことに騙したということなのか…？
鬱「あー、ごめんごめんw」
そう言って、鬱先生は私を離した。
鬱先生にお辞儀をし、コネシマ様のもとへ走る。
鬱「けど、もう叶わないんやな。」
鬱先生の呟きは意味が分からなかった。
私はコネシマ様に語りかける。
『コネシマ様……貴方が起きるってこと、信じてます。貴方は、私の光だから。』
コネシマ様の手を握る。まだ生きていることを再認識する。けど、ショッピ君も悲しい表情になっていた。
気がつくと、幹部全員が戻ってきていた。
日は沈みかけ、夕日がコネシマ様を照らす。
しんぺい神様が、コネシマ様を医務室へ連れていった。いつでも会えるとのこと。
当たり前のことだけど、ショッピ君はずっと彼の隣に居た。私も、夜に向かった。
未だに目を覚まさないコネシマ様。…いい加減、目を覚ましてください。
『コネシマ様……。』
こんなこと、本人に直接言えるわけがない。
けど、今なら、大丈夫だよね？
『…コネシマ様、私は。』
ショッピ君も眠りにつき、聞こえている人はいない。だからこそ、言いたい。
『貴方のことが、……好き、なんです。』
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雨雪 - リクエスト募集してまーす (2018年1月28日 19時) (
レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - バキュラさん» ありがとうございます！鬱先生（全員）ですね、分かりました。これからも頑張ります…！！ (2018年1月2日 22時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
バキュラ(プロフ) - 5000hitおめでとうございます!! 何か全員見たいのですが…(笑) 年明けの忙しい時期ですけど、大変でなければアナザー読みたいです…！(個人なら大先生ですかね…) これからも応援してます!! (2018年1月2日 20時) (レス) id: bb2ccb0139 (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - 猫恋さん» 分かりました！ありがとうございまーす！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - 本田大和さん» 分かりましたー！意見ありがとうございますー！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雪 | 作成日時：2017年12月7日 18時
