3 ページ42
「コネシマさんの居る国、割り出せました。」
そう言いながら世界地図を広げる彼。
その姿は、その瞳は、昔のコネシマ様を彷彿とさせた。
「この国は工業力、国土面積他我々には劣ります。コネシマさんが行ったことでこっちは戦闘力が落ちて向こうは上がりましたけど。」
それに、コネシマ様が今まで本気で戦っていない可能性がある。…信じたくはないが。
「あの国はどうなっても、要はコネシマさんを連れ戻せば良いんすよね？なら、僕だけで大丈夫です。皆さん仕事あるでしょ？僕はまだ秘書の部下の分際ですんで。大先輩、許可を。」
ト「おま…っ！？何勝手なこと言ってるん！？」
「俺の行動を決めるのはあんたじゃない。どうなんですか、大先輩。」
…ショッピ君。何、言ってるの？
昨日までのショッピ君ならそんなことは言わない。
「…答えないのは、許可とみなしますけど？」
ゾ「……！？！？何言って…！」
「答えないんすか。じゃあ、皆さんお元気で。」
身を翻し、会議室から出ていった後輩を、私は追えなかった。
ト「あいつ…！グルさん、俺らも動くで！」
グ「当たり前だ。一人に任せてられるか。ゾム、シャオロン、ひとらんは最前線で。ロボロとぺ神、エーミールはここで待機。ロボロには向こうのセキュリティの解除、ぺ神は怪我人の治療。エーミールには向こうの情報を調べて欲しい。大先生とトン氏は侵入。兄さんを呼んでおく。オスマンと俺で軍を動かす。頼んだ！」
全員が素早く動き始めた。
…私は、一体どうすれば。
困っていると、グルッペン様が私に言った。
グ「お前には、ショッピ君を任せる。」
…了解。任せてください。
グルッペン様に了解の意の笑顔を残し、後輩の後を追った。
絶対に死なせないし、その前に止める。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 70人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雨雪 - リクエスト募集してまーす (2018年1月28日 19時) (
レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - バキュラさん» ありがとうございます！鬱先生（全員）ですね、分かりました。これからも頑張ります…！！ (2018年1月2日 22時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
バキュラ(プロフ) - 5000hitおめでとうございます!! 何か全員見たいのですが…(笑) 年明けの忙しい時期ですけど、大変でなければアナザー読みたいです…！(個人なら大先生ですかね…) これからも応援してます!! (2018年1月2日 20時) (レス) id: bb2ccb0139 (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - 猫恋さん» 分かりました！ありがとうございまーす！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - 本田大和さん» 分かりましたー！意見ありがとうございますー！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：雨雪 | 作成日時：2017年12月7日 18時
