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「君らやっぱり面白いよ。折角だし、僕が此処に来た理由をはなそうか。…なんか僕らの国家機密を盗もうとしているやつらが居るって聞いてね。そんな面白い人たちに会いたかった、それだけだよ。」
…絶対嘘だ。だったらこっちの国家機密を盗まなくてよかったはず。……あ。
ゾ「じゃあAを解放してや。あとこっちの国家機密も返してな。返さんかったら、どうなるかわかっとるか？間違いなく木っ端微塵やで。」
ゾム様、分かっていたのか。流石です。
「あぁ、気付いてたんだ。流石だよ。分かった。返すよ。ただ、Aについては彼女の判断に任せるよ。」
ここにいる全員の視線が私に集まる。
…私の選択は、当然のように我々だ。
『…私は、我々国の人間です。』
「そっか。分かった。ほらこれ。返すね。じゃあね、A、あと幹部の皆さん。また会う日まで！」
“彼”は暗闇に溶けるように消えていった。
そんな“彼”を見送っていると、ゾム様に引っ張られた。
そして、抱きしめられた。
ゾ「悪かった。気づいてやれなくて。けど、もう何処にも行かせない。Aは、我々の一員やから。」
…まただ。また、胸がざわついている。
気づきたくないこの胸のざわつき。気づいたら、我々の皆さんを仲間として思えない気がするから。
オ「これ、諦めるしか無い系？出る幕無いし。」
陰でオスマン様がこう呟いていたのは知る由もなかった。
ゾ「さ、戻ろうか。みんな待っとるで。」
…もうこの場所は、鬱先生と私だけの場所ではなくなった。…少しだけ、胸がいたい。
四人で城内に帰ると、皆が暖かい笑顔で迎えてくれた。やっぱり、我々は最高だ。
((あ、これ長編です。恋愛です。))
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雨雪 - リクエスト募集してまーす (2018年1月28日 19時) (
レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - バキュラさん» ありがとうございます！鬱先生（全員）ですね、分かりました。これからも頑張ります…！！ (2018年1月2日 22時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
バキュラ(プロフ) - 5000hitおめでとうございます!! 何か全員見たいのですが…(笑) 年明けの忙しい時期ですけど、大変でなければアナザー読みたいです…！(個人なら大先生ですかね…) これからも応援してます!! (2018年1月2日 20時) (レス) id: bb2ccb0139 (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - 猫恋さん» 分かりました！ありがとうございまーす！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
雨雪 - 本田大和さん» 分かりましたー！意見ありがとうございますー！！ (2017年12月31日 13時) (レス) id: a1d83d171a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雨雪 | 作成日時：2017年12月7日 18時
