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貴方の名前は ページ5

ut side


『失礼します。』

真横にいる彼女はコンコンと軽くノックをしよく通る声で保健室の中へ声を掛けた。


…返事は無いようだ。


中に入ると病人、怪我人は愚か養護教諭さえも居なかった。


『ここ、座っててください…えっと…』

「鬱、僕の名前やね。」

『鬱さん…て言うんですか…。』


名前を聞き目を少し伏せ考え込んでいる。
先程の言葉から見えたのは困惑の薄い青だった。


「なあ、」

『あ、すみません!何か聞いたことある名前だな、と思っていて…すぐ手当しますね。』

「…貴方の名前は?」


聞いたことのある名前…というところに疑問を持ったがこの子の名前を知るのが先だ。
名前を教えたのに僕は相手の名前を知らない、というのも少し癪やし。


『Aです。白城Aといいます。』

「Aさんか…」


聞き覚えの無い名前だった。
何故彼女は僕の名前に聞き覚えがあったのだろうか。

そんな事を考えている内にも彼女はてきぱきと手当の準備をしていた。

心の内に渦巻く疑問は置いておこう。

Aさんと二人の空間に意識を戻すと椅子に座る僕の前に膝をついて此方の顔を不思議そうに覗き込んでいた。

聞いたことないのは→←調子狂う



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夜光石(プロフ) - ゆきさん» お返事遅れてごめんなさい!最近占ツク見ていなくて通知流れてしまってました…。シロって名前可愛らしくて良いですね!確かに苗字は白城ですし白を基調としたお話ですからゲシュタルト崩壊してしまいそうです…!コメントありがとうございました! (2018年8月20日 0時) (レス) id: a687556f91 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - ヤバイwwシロって名前が好きだから、シロにしてたら、めっちゃ白だったわww(語彙力) (2018年8月13日 16時) (レス) id: 4e186dbe54 (このIDを非表示/違反報告)
夜光石(プロフ) - 椎名さん» いえいえ、こちらこそ分かりにくくてごめんなさい…!公園のところは冬の夕方という事で紫外線が弱まってる時間を狙っていました…!全然!気にしないでください!指摘してもらえると本編で話せなかった設定とか話せるので嬉しいです!ありがとうございました! (2018年8月5日 21時) (レス) id: a687556f91 (このIDを非表示/違反報告)
椎名(プロフ) - 夜光石さん» そうでしたか。私の理解不足でしたね…すみません。鬱先生に出会うところはわかったのですが、公園の所が気になって…。本当に、申し訳ありませんでした。受験生の方なのですね。程々に、更新も頑張って下さい! (2018年8月5日 21時) (レス) id: 13ccb4a912 (このIDを非表示/違反報告)
夜光石(プロフ) - 椎名さん» 応援までありがとうございます!かなり日が空いてしまって書き方とか表現の仕方とか少し変わってしまうかもしれませんが頑張ります!受験生という事もあって中々長い時間小説に手を付けられなくて…申し訳ありません…! (2018年8月5日 19時) (レス) id: a687556f91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜光石 | 作成日時:2017年11月10日 0時

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