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ーー
「はぁー…『ねぇねぇ隣の国今どうなってるんだろね、見てきてよw』じゃないんだよ！気になるなら自分で行け！」
「大丈夫だよね？これ殺されたりしないよね？？ウチの国と戦争してるわけじゃないし大丈夫だよね？？？？」
「…あんま見えないな…って、」
「「「ｪ゛ｴ゛ｴ゛ｴ゛!?!?」」」
「ひ、人！？！？血が、ぇ、あ、死んで…ぅ…」
「……っ！息、してる！この人、生きてる…!!」
「…いそが、なきゃ！！」
ーーー
Aside
泣き声と、震えた声が頭に響いた。
それは男性のもので。
一瞬大好き”だった”彼らと聞き違えてしまう。
そうだな、声の大きくて…███みたいだ。
その声を聞いて、走馬灯かと笑顔が零れた。
優しい頃の、彼らの走馬灯だけが、欲しい。
…目を開ければ、そこには彼らとの楽しかった日々が
映し出されるのだろうか。
けど、怖いなぁ…最後ぐらい、恨んで死んでやりたいのに
なんで彼らの笑顔を望んでしまうんだろう。
目を開けて、見てしまえばきっと、自分が惨めになる。
愚かだ。私は愚かだ。
そう思いながら目をパチリ開けた。
走馬灯なはずなのに見たことの無い天井が広がっていた。
すぐ真横には泣くオレンジ髪の男性と震えながら私の手を握る紫の髪をした女性が居た。
……
アレ。
走馬灯じゃな、い？
目を開けたのがわかったのかオレンジ髪の男性な
瞳をふるふると揺らしながら
「よ゛か゛っ゛た゛…」
とまた泣いている。
一方女性の方は
「…生きて、生きてる。起きて、くれた…」
と私の手を強く握った。痛い痛い。
え、本当にどういう状況…
困惑し瞳をグルグル惑わせていると猫のパーカーを被った白髪の男性が
「あ、起きたの。おはよう。」
「ぺいんと、死神くん。びっくりしてるよ。離してあげて」
え、死神…
『私、やっぱ死んどります？』
口にポロッとだしてしまったその言葉に
ｸﾂｸﾂと手で口を押え笑う白髪の男性。
「違うよ。この子はそういう名前なんだ」
『…はえぇ…』
ーーー
「で、私が生きてると…」
私をここに連れてきたまでの経緯を話してもらった。
要約すると
ぺいんとさん(オレンジ髪の男性)がしにがみさん(紫髪の女性)に戦争が気になるから見に行こうぜ！と提案…
そして何故かしにがみさんだけ駆り出され
そこで私発見→運ぶ→治療してもらう→現在
…え、命の恩人じゃないですか
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白米の無い弁当 - え…ナニコノ神作品…え？夢主ちゃんの心が壊れてしまったような表現、もう他人としてwrwrdと関わろうとしてたりする表現がガチですごすぎる…早く続編出らへんかな (5月27日 1時) (
レス) id: b86b104ca2 (このIDを非表示/違反報告)
烏丸 - 無能パロのテンプレっぽさが全くなくて、夢主ちゃんのもう手遅れだって言う感じの絶望感とか、ものすごい心に響く作品でした…応援してます！！！ (2023年4月13日 19時) (レス) @page45 id: 144a6ab78e (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - まじで泣いておりました🥹 (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
稀鈴 - こんばんはです！無能パロはやっぱり最高ですね！！ (2023年1月30日 18時) (レス) @page43 id: 9135c42b7c (このIDを非表示/違反報告)
ぽわ(プロフ) - むみさん» わぁぁあぁ！！ありがとうございます(；；)!!!!割と現実よりの辛めのお話なんですが分かっていただけてめちゃめちゃ嬉しいです…😭!!!!そのお言葉一つで頑張れます！ありがとうございます!!!! (2022年10月19日 3時) (レス) id: 4c9d995662 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽわ | 作成日時：2022年7月5日 3時
