幼馴染 50 ページ26
utside
鬱「…変わらんな、ほんま」
温もりが離れていった手のひらを見つめてため息を吐く
ほんまにAは変わらん。あの時からずっと
僕自身、あまり昔は好かれる人間や無かった
それ故に一人で居ることが多かった僕に声掛けてくれたんがAだった
クラスの奴等に悪口言われても僕の代わりに言い返してくれたり
弱いながらも、僕を救ってくれた
やから、今度は”俺”がAを守る番やのに
何してんねん俺は
気づいとるくせにこないな所で突っ立って
最俺の人等と仲良うしとん見て辛くなって引き返して
…こんな自分が大っ嫌いや
「てかさ、汐田って奴うざくない？」
「わかる！生徒会の人達と距離が近すぎ！」
「確かあいつE組だよね？ならさ、嫌がらせしてやろうよw」
「お、良いね！そもそも生徒会の人達に近づくのが悪いし」
いっちゃん最初に気づいてた筈やのに、今日まで何もせんかった俺はほんまもんのクズやな
鬱「なぁなぁ、そこの君ら」
「？！え、鬱くん！？ど、どうしたのぉ？」
鬱「―――Aに手ぇ出したら許さへんで」
「ｯな」
女子達がなんか言っとった気がせんくもないけど、別に聞かんでもええやろ
どうせ時間の無駄やろうし
…E組、な…
きっと、Aがこんな状況になったんも、俺のせいや
俺が弱いから
弱”かった”から
『ははっ！もっとやっちゃおうぜ！』
『ちょっと男子〜！それくらいにしときなよ〜w』
貴『ごめんなさいｯ…！もっ、やめて…っ、おねがい、します…！』
弱くて、泣き虫で、臆病者やったから
鬱『どう、しようっ…たすけな、！で、もｯ…ぼく…ﾋｸｯ、ぼく…っ、Aが…ｯ！』
見てた筈やのに助けれんかったから、Aは…
そん時の出来事がかなり俺の中で重い枷となったんかな
一時期ほんまに病んでグルちゃんやらに一回刃物触んの禁止令出されたんよなぁ、いやマジで
って、どうでもええな、こんなん
鬱「…関わんなって言われてもうたし、気づかれんようにやらんとな」
これからは、絶対に守るから
やから、笑っててや、A
.
鬱『…僕がAをめちゃめちゃ笑わせたる！やから、無理して笑わんといて？』
貴『っ…！…やっぱり、大ちゃんには敵わんなぁ〜…』
―――
実は「二章：彼等は 18」の時の話がちょっとだけ入ってたりする
大体一行くらい(
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yu-kari - 頑張ってください(*^-^) (2018年10月17日 19時) (
レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - yu-kariさん» コメントありがとうございます！亀より遅いですが、更新頑張ります！！ (2018年10月17日 17時) (レス) id: a14ef8aee6 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kari - とても面白いです！続き待っときます！あと、続編おめでとうございます！ (2018年10月17日 16時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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