彼等は 39 ページ14
アナウンス≪そして次はいよいよ、決勝戦です。決勝は私立我々高校からはひとらんらん、○□高校からは牛沢が出ます≫
抑揚のないアナウンスの声を聞きながらお茶を煽る
なんでここはいっつも呼ぶときあだ名なんだろ、謎過ぎる
普通本名じゃないのかな…別に良いけど
あーでも、らんちゃんとうっしーか…私、どっち応援すれば良いんだろう
…どっちかなんて決めなくて良いか
キ「……ん？んんんんんｯ？！？！？」
貴「キヨどうしたの？」
キ「そ、そ、それ…俺の、綾鷹…」
貴「え？」
キヨの言葉に手元を見てみれば、それは確かに半分以上減った綾鷹だった
私の飲み物は、右側に3分の2以上残ったものが置かれている
…やっちゃった…キヨって綾鷹の事になると怖いからな…どうする…奢る？帰り奢る？
…うん、結局お金が全て解決するんだよ←
貴「ごめんキヨ。帰り新しいの奢るから、怒んないで…？」
キ「い、いや、別に怒ってねぇから！！奢んなくても良いから！！！」
貴「…良いの？あ、でもこの綾鷹…私ちょっと飲んじゃったけど、返した方が良い？」
キ「か、返し…？！？？」
なんかいちいち反応と声と動きがうるさいんだけど…
やっぱ怒らしたかなぁ
こ「A！！こいつにそれ返さなくて良いから！！全部飲んどけ！！！今すぐ！！！」
キ「ちょ、てめぇ何すんだよ！！折角の間接キスがー！！！！」
フ「なっ、Aとの間接キスだと？！？許さん！！！」
貴「な、なんか始まった…」
ヒ「Aは俺と一緒に安全な所から試合見よっか」
謎の戦いを始めた三人から離れるように階段を降りて、手摺から二人を見下ろす
審判の合図で、二人が竹刀を構える
開始の掛け声が響いた瞬間の空気の変わりようには、流石の私も驚いた
圧巻されるような、左右からの応援
一つ一つの無駄のない二人の動き
見ているだけの私も目が離せなくなって、鼓動が早くなる
ヒ「…どっちが勝つんだろうね」
貴「…わかんない。どっちも強いから」
ヒ「Aはどっちに勝ってほしい？」
ヒラにそう聞かれると同時に、二人がほぼ同じタイミングで動き出した
周りの声が遠退いてって、何も聞こえなくなる
景色がスローモーションで流れていった
貴「――――――っらんちゃん頑張れー！！！！」
気付いたときには、試合が終わっていた
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yu-kari - 頑張ってください(*^-^) (2018年10月17日 19時) (
レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
trap(プロフ) - yu-kariさん» コメントありがとうございます！亀より遅いですが、更新頑張ります！！ (2018年10月17日 17時) (レス) id: a14ef8aee6 (このIDを非表示/違反報告)
yu-kari - とても面白いです！続き待っときます！あと、続編おめでとうございます！ (2018年10月17日 16時) (レス) id: de93f0d8c4 (このIDを非表示/違反報告)
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