格上~gr ページ9
※ちょっとしたネタバレあります(多分)。
私の彼氏は、一部では「総統」って呼ばれているらしい。確かに、国のトップ並の威圧はあるよね。うん。←
「ただいまー。」
あ、帰ってきた。…これだけだと、全然「総統」って感じはしないんだよね。威圧感0。
『おかえりなさい、総統さん。』
私の彼氏＿＿動画内では『グルッペン』＿＿。
この人が総統だなんて、本当かなぁ。
「…その総統呼び、やめろ。」
『えー、良いじゃないですかぁ。』
「……………………………」
軽く睨まれた。怖い。
部屋に戻って、パソコンを立ち上げる。
『グルッペン』って調べれば出てくるのかな？
とにかく、調べてみよう。
『あ、あったあった。』
…アイコン、ちょっと笑っちゃった。
目。うん、目。←
えーっと、どの動画見ればいいんだ？？？
とりあえず、最新動画をクリックした。
…え、ゲーム上手っ。
第1の感想はこれだった。
いやだって！？AIよりも素早いとか！？何なんだよ！神かよ！！！
「A、マカロン食うか？」
『…それどころじゃないんですこっちは！！』
「…はあっ！？」
叫んだ私に叫び返す彼を無視して、ひたすらマシンガンの如く言葉を吐き出した。
『何なのアンタ！ゲーム上手いとか知らなかったよ！？何で教えなかったの私に！それに動画！！！何でこんなにカッコいいんですかアンタは！！！おかげで惚れ直しましたよええ！！ほんっと…私の彼氏でいてくれてどうもありがとうございますっ！！！』
……言うはずじゃないことも言ってない？
呆然とする君。…そして、フッと笑う。
「それ怒ってないやろ…w」
『怒ってないよ！？怒ってないけど！！！』
「分かった落ち着け。」
…冷静かよ。私が馬鹿みたいじゃん。
「要するに、俺がゲーム上手いのに嫉妬したってことか？」
『…なんでそうアンタは私を怒らせるようなことを……。』
「お前がゲーム音痴なのは知ってるしな。」
『あっ、そうですねー。そうでしたねー。ﾊﾊｯ』
乾いた笑いしか出来ない。目にちょっとした笑いを含んで、私を見つめてきた。
「なんなら、俺が教えようか？」
『…は？』
「それなら一緒にいられるし、一石二鳥だろ？」
…なんなんですか、本当にアンタは。
ずっと一緒にいたいなんて思っちゃうじゃん。
ほんと、君には敵わないなぁ。
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黒猫 - リクエスト緩募 (2019年3月29日 18時) (
レス) id: 4ccfeb950d (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - バキュラさん» リクありがとうございました！はい、いつでもお待ちしています！ (2018年4月19日 20時) (レス) id: ed1fc4b4b8 (このIDを非表示/違反報告)
バキュラ(プロフ) - 黒猫さん» ありがとうございます!! こんなので大丈夫というか、こういうのが読みたかったんです…!! すごく好きです(笑) 機械があれば、またリクエストさせてください！ (2018年4月14日 22時) (レス) id: 06aecc80c5 (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - バキュラさん» リクエストありがとうございます。こんなので大丈夫なんでしょうか…？(困惑) (2018年4月14日 21時) (レス) id: ed1fc4b4b8 (このIDを非表示/違反報告)
バキュラ(プロフ) - グルちゃん読みたいです(唐突) (2018年4月14日 11時) (レス) id: 06aecc80c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒猫 | 作成日時：2018年2月5日 20時
