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【sha】
今日で、我々国が建国して5年。
城では盛大な『5周年記念パーティー』が行われていた。
友好な関係を築いてきた国々の官僚達を招き、立食の形で進められる祝賀会。
元々、堅苦しい雰囲気が好きではない我々国幹部の意向で、終始賑やかで楽しい雰囲気だ。
会が始まる前、グルちゃんからは
『ちょっとぐらい、ハメを外してもええぞ。』
なんて言われたが、こうも他国のお偉いさんが集まるとなかなか気も抜けない。
現に、グルちゃんやトントン、それにオスマンも間を空けることなく様々な人に話しかけられていて、気を抜くどころではないだろう。
そして、もちろん彼女も。
「いやぁ、やはりAさんはいつ見てもお美しい。」
「私があと20歳ほど若ければ、口説いていたんですけどねぇ。」
「どうでしょう？今度、私の息子に会ってみてもらえませんかね？」
オッさんたちの半ばセクハラ紛いな発言にも、笑って答えているAは内心うんざりしているに違いない。
ただでさえ、この世界では女性が珍しい。
そして、この若さで総統の右腕とも名高い彼女を周りは放っておかないのだ。
「なんや、シャオロン。険しい顔して。」
ナハハハッ！といつもの、何も考えてないような笑い声が聞こえ隣を向けば、そこにはシッマがいた。
「いや、俺らはこうしてそこそこ楽しめてるけど、あいつらは疲れてまうやろな〜と思って。」
俺の視線の先を見たシッマは、何のことか理解したようだった。
「まぁ、しゃーないやろ。あいつらがこの国の顔みたいなもんやし。」
基本的に現地での戦闘や兵士の指導を行なっている俺らと違い、彼らは外交等で他国に出向くことも多い。
「それに、これが終わったあと俺ら身内だけで飲み直すんやろ？そんとき、あいつらにはハメ外してもらったらええやん！」
そう、今日はパーティーの後、幹部11人だけで、祝賀会を仕切り直すことになっていた。
…どうせ、他国の相手をするばかりで満足に飲めないのは最初から目に見えてたからな。
グッと手に持っていたグラスのワインを飲み干したシッマは、おかわりをもらうために立ち去った。
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咲華☆(プロフ) - えなさん» コメントありがとうございます！いつのまにか非公開になってしまっていました…！えなさんのコメントがなければ、気付くのがもっと遅くなっていたと思います。本当にありがとうございました！これからも応援よろしくお願いします。 (2018年3月14日 0時) (
レス) id: ae69016188 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - はじめましてコメントさせていただきます。いきなりで大変申し訳ないのですが46話が飛んでしまっていますかね？貴方様の文章はとても魅力的で毎日楽しませて頂いていますのでこれからも更新頑張ってください！ (2018年3月13日 17時) (レス) id: 7da7be48be (このIDを非表示/違反報告)
咲華☆(プロフ) - にゃんすさん» お褒めの言葉をそんなにたくさんありがとうございます！とっても嬉しいです…！更新頻度は落ちますが、にゃんすさんの為にも完結まで頑張りたいと思います。大先生にも頑張ってもらうつもりなので、これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月2日 13時) (レス) id: ae69016188 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんす(プロフ) - 陰ながらいつも更新を待ち望んでいる者です。早く続きが気になるというやましい理由ですがコメント失礼します。誤字も少ないし文の構成もとても読みやすく、話自体も先の展開が気になる素晴らしい作品だと思うので、これからも頑張ってください！あと大先生も頑張れ！ｗ (2018年3月2日 0時) (レス) id: 5e19280e9c (このIDを非表示/違反報告)
咲華☆(プロフ) - なっつさん» はじめまして！こめんとありがとうございます。そう言っていただけて、とても嬉しいです！頑張ります！！ (2018年2月22日 16時) (レス) id: ae69016188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲華☆ | 作成日時：2018年2月19日 20時
