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医務室に着き、３つ並んだベッドの１つに彼女のことをそっとおろした。
…とりあえず、報告っと。
インカムの全員連絡用のボタンを押す。
「こちらエーミール。Aが、熱を出した。今、医務室に連れてきたとこや。」
そう言うが早いか、インカムから聞こえてきた様々な声。
「Aが熱ゥ！？おい、大丈夫なんか！？」
コネシマ落ち着け。
「俺、厨房行ってフルーツか何か貰ってくるわ！」
シャオロンの素早い判断はさすがだ。
「…Aのために、体調監視用のなにか、作らな。」
ロボロ、管理じゃなくて監視なのが怖いわ。
「今日の午後からの予定は全部キャンセルやな。」
トントンはどこかへ電話をかけ始める。
「俺の畑で作った野菜でスープでも作ってあげるか。」
ひとらんの作った野菜ならすぐ元気になりそうやな。
「心配めう〜！大好きなケーキ持って行ったら元気でるやんな？」
マンちゃん、ケーキはやめといたほうがええやろ。
「エミさん、弱ってるAに変なことすんなよ？」
クソッ、ゾムになぜバレた…。って、そんなことせんわ！
「一晩一緒にいたが、全然そんな様子はなかったんだがな…。」
グルさん、生々しいからやめてくれへん？
…一人だけなんの反応もないが、きっと彼はまた自由気ままに街で女の子でも引っ掛けているのだろう。
インカムを切り、横になるAに目を向ける。
とりあえず、苦しそうだから上着だけ脱がしてあげることにした。
「服、脱がすで。」
今までに彼女に向かってこのセリフを言った場面が、ありありと脳裏に浮かび上がる。
…あかんあかん！病人目の前になに考えてるんや、俺！
ブラウス姿になったAに毛布をかけてあげると、ものの数秒で寝息が聞こえる。
おでこに濡らしたタオルを乗せ、ベッド脇の椅子に座った。
それから数十分の間に、皆がかわるがわる医務室に顔を出した。
しかし、他にも仕事があるのと、病人の周りで騒がしくしてはいけない、ということで五分ほど滞在しただけで出て行った。
俺は幸い、今日はそれほど忙しくなかったため、看病を任され、ここに残った。
まぁ、看病と言っても、たまにおでこの濡れタオルを替えたり、見える範囲での汗を拭いてあげるくらいやけど。
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咲華☆(プロフ) - えなさん» コメントありがとうございます！いつのまにか非公開になってしまっていました…！えなさんのコメントがなければ、気付くのがもっと遅くなっていたと思います。本当にありがとうございました！これからも応援よろしくお願いします。 (2018年3月14日 0時) (
レス) id: ae69016188 (このIDを非表示/違反報告)
えな(プロフ) - はじめましてコメントさせていただきます。いきなりで大変申し訳ないのですが46話が飛んでしまっていますかね？貴方様の文章はとても魅力的で毎日楽しませて頂いていますのでこれからも更新頑張ってください！ (2018年3月13日 17時) (レス) id: 7da7be48be (このIDを非表示/違反報告)
咲華☆(プロフ) - にゃんすさん» お褒めの言葉をそんなにたくさんありがとうございます！とっても嬉しいです…！更新頻度は落ちますが、にゃんすさんの為にも完結まで頑張りたいと思います。大先生にも頑張ってもらうつもりなので、これからも応援よろしくお願いします！ (2018年3月2日 13時) (レス) id: ae69016188 (このIDを非表示/違反報告)
にゃんす(プロフ) - 陰ながらいつも更新を待ち望んでいる者です。早く続きが気になるというやましい理由ですがコメント失礼します。誤字も少ないし文の構成もとても読みやすく、話自体も先の展開が気になる素晴らしい作品だと思うので、これからも頑張ってください！あと大先生も頑張れ！ｗ (2018年3月2日 0時) (レス) id: 5e19280e9c (このIDを非表示/違反報告)
咲華☆(プロフ) - なっつさん» はじめまして！こめんとありがとうございます。そう言っていただけて、とても嬉しいです！頑張ります！！ (2018年2月22日 16時) (レス) id: ae69016188 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：咲華☆ | 作成日時：2018年2月19日 20時
