蝶の記憶 ページ3
目を覚ますと「神」とかかれた布を顔に着けた男性がこちらをのぞきこんでいた。
私が目を覚ましたのに気づくと嬉しそうに
「あ、起きた！」
といい、インカムでどこかに連絡を取った。
話しているときにグルッペンと聞こえたのでここは我々国のようだ。
だとしたら私は捕まってるのか？
私が警戒して辺りを見回しているといつの間にか話終えてた「神」のひとがこちらを悲しそうにみて、
「大丈夫、何もしないよ。」
と言ってきた。
そして、私の手をそっと握った。
不思議と嫌な感じはせず、懐かしい気持ちになった。
なんでやろう?
そう思っていると「神」のひとが
「俺はしんぺい神、医者だよ。気分はどう？」
と聞いてきた。
別にしんどいところがあるわけでもなかったのでゆるゆると首をふると
「良かった。じゃあ会議室に連れてくね？君をどうするか決めるらしい。」
と私をゆっくり立たせ、会議室に連れていってくれた。
敵国の捕虜になったものの最後はきまってる。私は抵抗するだけムダだと、おとなしくついていった。
部屋に入るとまず大きなモニターと誕生日席にすわったグルッペンが見えた。
そして幹部が全部で12人。(グルッペンを含め。)
幹部は私を見て驚きや、喜びの表情をしていた。
まるで死んだ人が生き返ったときみたいに。
そして、しばらくの沈黙のあと、書記長が
「エーミール、なのか？」
とくちを開いた。
私はどうせ死ぬのだろうと思い本当のことをいうことにした。
「はい。私はエーミールです。」
と。 ____________________________________トントン視点
確証を得た。
エーミールが帰ってきたんだ！！
幹部のみんなは嬉しさでざわついた。
「これからもよろしくな。エーミール!!」
俺はそうエーミールに声をかけた。
エーミールが敵にさらわれて三年、ようやく再会できた。
俺は嬉しさで胸がいっぱいだった。
だが、エーミールは不思議そうな顔をしていた。
俺は不安を抱いた。その不安をえぐるようにエーミールは言った。
「なぜですか？私たちは初対面でしょう？」と。
エーミールは記憶を失っていた。
__________________________________
今日はこの辺で終わりです。
何かあればコメントください。
私も努力します。
また、次回はエーミールについて詳しく語られる場面をいれる予定です。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 23人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ネコの大罪(プロフ) - イムさんさん» わぁ……。ここに神がいるぅ……。コメントくださりありがとうございます。いい話だと思ってもらえて嬉しいです！私もエミさん推しです。 (2019年3月27日 11時) (
レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
イムさん - エミさぁぁぁぁんんんっっ!!!!(教授押し) いい話じゃ…いい話じゃ(感動) (2019年3月27日 11時) (レス) id: e7f7ec6ca4 (このIDを非表示/違反報告)
ネコミミ七つ - ありがとうございます！ (2019年2月15日 20時) (レス) id: 340e6375ee (このIDを非表示/違反報告)
あす(プロフ) - ネコミミ七つさん» お疲れ様でした！ (2019年2月15日 19時) (レス) id: ff4e82c099 (このIDを非表示/違反報告)
as_あす@HANDBOLL(プロフ) - ネコミミ七つさん» すごい読みやすくなりました！ (2019年2月9日 17時) (レス) id: 4add7383e1 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ネコの大罪 | 作成日時：2019年2月5日 17時
