家族よりも恋人に -tntn- ページ28
｢誰やアイツ…妙にAのこと触っとらん!?｣
と城の会議室の窓から見えるAと見ず知らずの男兵が見え思わず書類を進めていた手を止めて声を上げる
｢トン氏…少し過保護すぎるんじゃないか？｣
とAの兄、ことグルッペンに聞かれる
｢シスコンは聞いた事あるけど幼馴染コンは聞いた事ないわ｣
と全然進んでない書類の山を目の前に何故か余裕そうに煙草をスパスパと吸っている大先生にからかわれる
｢過保護ちゃうし幼馴染コンちゃうわ｣
と言いながらもじっとそのやたらベタベタとAを触ってくる男兵を睨みつける
なんやあいつ触りすぎとちゃうか
なんて思っているとその男はついにAの頬を撫でた
｢触りすぎや｣
と言いながらそこにあった弓矢の矢を引き、矢でそいつの頬を撫でてやった
はっ、雑魚乙
なんて思っているとパッとAがこっちを向いてムッとする
｢やり過ぎやろ…｣
｢…げどちゃんより復讐鬼向いてんとちゃう?｣
なんて部屋に居た大先生とグルさんに言われるが、情けなく逃げていった男兵を確認し、満足した俺はふぅ、と息をひとつ付いて自分の席へと戻り書類を再開した
｢っと、今Aと話しとったら矢が飛んできたって俺の部下が騒いどったけど…嗚呼、トントンか｣
とダクトから登場してきたゾムが俺の近くにあった弓矢を見て納得する
ゾムが納得してソファに腰をかけるとﾊﾞﾝｯと勢いよく会議室の扉が開いた
｢お兄ちゃん!トントンをどうにかして!さっき矢が飛んできたんだけど!?｣
｢俺はどうにも出来ん｣
と毎回恒例となってきたこの会話
グルッペンに見捨てられAがｽﾞﾝｽﾞﾝとこっちへと向かってくるのが視界の隅で見える
｢トントン!｣
｢なんや?可愛い妹分が変な輩に絡まれとったらそら取っ払うやろ｣
なんて言えばﾀﾞﾝｯと机を叩いて俺にずいっと顔を近づけてくるA
「過保護!私のお父さんか、ってくらい過保護！」
「面倒見がいいだけや」
「面倒見良すぎるから！」
と頬を膨らませる彼女
嗚呼、可愛いな、なんて思いながらもニコニコと笑う
きっと彼女は俺の事を家族程度にしか思っていない
いつか彼女に家族やなくて恋人として見てもらえたらな
＿＿
ami
＃天騎さんリクエスト＿過保護なトントン
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通りすがり - 初めましていきなりで申し訳ないのですが 盗む者は盗まれる てお話ですが 空き巣（あきす）と言う言葉が出てきますが 空き巣とは、窃盗や強盗の手口の一つの事であって誰も居ない家のことを指す言葉ではないです (2020年11月11日 7時) (
レス) id: 463d9420f9 (このIDを非表示/違反報告)
ツキ(プロフ) - うわぁぁぁ！！ありがとうございます！！初々しさがなんとも言えないですね！！ (2019年4月24日 0時) (レス) id: 2e0c8010c9 (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - リクエストは閉めます。沢山のリクエストありがとうございました！ (2019年4月11日 9時) (レス) id: a036b92465 (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - ゆるまきさん» ゆまありがとう！ (2019年4月3日 3時) (レス) id: a036b92465 (このIDを非表示/違反報告)
彩心(プロフ) - ちのぴぃさん» ありがとうございます！そう言って頂けて嬉しいです！ (2019年4月3日 3時) (レス) id: a036b92465 (このIDを非表示/違反報告)
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